【UFC】アリスターがファブリシオに辛勝
UFC
「UFC 213:ROMERO VS WHITTAKER」
2017年7月8日(土・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガス T-モバイル・アリーナ
▼セミファイナル・第10試合 ヘビー級 5分3R
○アリスター・オーフレイム(オランダ/UFCヘビー級3位)
判定3-0 ※28-28、29-28、29-28
●ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル/元UFCヘビー級王者/UFCヘビー級1位)
元UFCヘビー級王者ファブリシオとアリスターが3度目の対決を迎えた。両者の1度目の対戦は2006年5月のPRIDE無差別級グランプリ1回戦で、ファブリシオが一本勝ち。2度目は2011年6月のStrikeforceヘビー級トーナメント1回戦で、アリスターが判定勝ちを収めている。共に1勝1敗で迎える決着戦の行方やいかに。
1R、ファブリシオは開始と同時にグローブを合わせにいきながら、いきなり飛び蹴りを放って会場を沸かせる。アリスターは両手を下げ気味に構えると、相手の動きをじっくりとうかがいながら関節蹴りを一発。ファブリシオはパンチからミドルやハイにつなげる攻めを見せるが、こちらも慎重な様子。
2R、ファブリシオはまたも開始と同時に飛び蹴りを繰り出す。アリスターは強烈ミドルを叩き込むが、ファブリシオはこれをキャッチ。テイクダウンを狙うが、アリスターが堪えると自ら寝技に引き込む。しかし、立ち上がったアリスターは左アッパーをヒットさせ、続けざまに鋭いヒザ蹴りをボディに突き刺す。ファブリシオはすぐさま寝技に引込むが、アリスターは付き合わない。
3R、ファブリシオはパンチを積極的に放ち、首相撲に捕らえるとヒザ蹴りを突き上げる。ここまでクリーンヒットを許していなかったアリスターだが、ここでついにヒザ蹴りが顔面に直撃してダウン。寝技の攻防からアリスターが立ち上がると、ファブリシオはパンチ連打で押し込み、タックルからテイクダウンに成功。細かい鉄槌を落としながら上をキープした。
判定はジャッジ1名がドローを付けたが、2名はアリスターを支持。ファブリシオは驚きの表情を浮かべたが、3度目の決着戦はアリスターに軍配が上がった。
会場にブーイングが鳴り響く中、アリスターはマイクを向けられると「3度目の対戦になったが、ファブリシオのことはとても尊敬している。彼はUFCで王者になった人間だ」と対戦相手に敬意を示した。また、試合内容については「3Rは失ったが、1Rと2Rは自分が取っていた」と語った。
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