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"ブッカーK"としてPRIDEやK-1に多くの外国人強豪選手たちをブッキング、 ヴァンダレイ・シウバを始めとして未知の強豪たちを発掘してきた川崎浩市が、独自の視点で格闘技界・選手たちの裏話を綴っていくコラム。

【連載】ブッカーKの格闘技の裏側 第2回 初代UFC女子バンタム級王者ロンダ・ラウジーとは?

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▲2年前の「体育会TV」に出演した時のスナップ写真。中央が筆者で、右隣がロンダ、左隣がクーネン

■UFC初の女子王者ロンダ、2年前の来日エピソード

 プロデビューから2年も経たないで、UFC初の女子チャンピオンベルトを授かったロンダ・ラウジー。2012年12月6日(木・現地時間)アメリカ・ワシントン州で行われたUFCの記者会見にて、ダナ・ホワイト代表がロンダを紹介してそのベルトを与えた。

 それだけではなく、2月23日に行われる『UFC157』の大会名は「ROUSEY vs CARMOUCHE」。元UFC世界ライトヘビー級王者リョート・マチダvs元PRIDEミドル&ウェルター級王者ダン・ヘンダーソンの試合をセミファイナルに抑えてのメインイベント起用という破格の扱いだ。

 実は一昨年、日本のTV番組「炎の体育会TV」に私がロンダを呼んだことがあり、格闘技雑誌へ取材しませんかと話を持ちかけたのだが、その時にライターさんが興味を示しもしなかった選手が1年もしないで格闘技界の注目の的になった。

「炎の体育会TV」には、元々はオランダ人の美人柔道家エディス・ボッシュの出演を交渉していた。エディスは昨年のロンドンオリンピックにて、ウサイン・ヴォルトの100m決勝でペットボトルを投げ込んだ男に平手打ちしたことで世界的に有名になったのだが、出演交渉時はオリンピックへ向けての試合で忙しいということで、TV制作会社にはロンダを推薦したのだ。

 なぜロンダを推薦したかと言うと、番組の内容が男性芸人との試合ということで、体重が軽い選手だと力負けしてしまうため、70kg前後だったというのがポイント。そして美女アスリートというコンセプトに合うこと、さらに実績のある選手ということで北京オリンピック女子柔道銅メダルのロンダに目をつけたのである。

■ロンダが垣間見せた後にスターとなる片鱗とは?

 早速、ロンダのプロフィール作りをしながら彼女の試合映像を見ると、目を見張る腕十字固めでの勝利。間違いなくこの子はトップになるだろうと思った。 ・・・

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ブッカーKの格闘技の裏側 第2回 内容
■UFC初の女子王者ロンダ、2年前の来日エピソード
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■ロンダが垣間見せた後にスターとなる片鱗とは?
■ロンダとの頂上対決が見たいあの選手、実現への壁は……

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