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  3月3日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるUFCの日本大会『UFC JAPAN 2013』に、ゲストファイターとして招かれたチャック・リデルにインタビュー。UFCで数多くのKO勝ちを飾り、アメリカを代表するファイターだった彼が語るUFCの過去と現在。(取材日:2月28日)

PROFILE
1969年12月17日、アメリカ・カリフォルニア州出身
空手、レスリング、キックボクシングをベースに持つ
1998年5月15日、UFCに初参戦
2001年5月27日、PRIDEに初参戦
2003年のPRIDEミドル級GPに参加するが、準決勝でクイントン・ランペイジ・ジャクソンにTKO負け
2005年4月16日、ランディ・クートゥアーをKOで破り、UFC世界ライトヘビー級王座を奪取
2007年5月26日、ジャクソンとの再戦にTKOで敗れ王座陥落
同年12月29日、ヴァンダレイ・シウバに判定勝ち
2009年7月10日、UFCの殿堂入りを果たす
2010年12月29日、現役引退を発表

■第1章 一般的にもトップボクサーよりトップUFCファイターの方が知名度は高い

 ーー選手を引退されても現役の時と変わらないモヒカンヘアースタイルなんですね。

「ハハハハッ、少しだけ違うけれどほとんど変わっていないね。このヘアースタイルが好きなんだよ」

ーー引退後はUFCのスタッフとして仕事をされているそうですが、どんな仕事をしているのですか?

「頼まれれば何でも引き受けるよ。基本的にはUFCのプロモーションがメインで、あとは各州のコミッションと話し合うなどMMA(総合格闘技)という競技の普及に務めているんだ」

ーー競技の普及とは具体的にどういうことをされているんですか?

「こういう取材を受けたり、各州のコミッションにMMAのことを説明して理解を求めたりするロビー活動などをしているんだ。ニューヨークに行ったり、サクラメントに行ったりとけっこう忙しいね。私はMMAの中ではみんなに顔を知られているし、有名な方なので、そういった形でMMAの顔として活動しているんだよ」

ーー例えばMMAの普及活動の一環として、UFCのアマチュア大会を開催することも視野に入れているのでしょうか?

「まだそういう話はないね。ただ、カリフォルニアだけでもかなりの数のアマチュア大会があるので、UFCとしてアマチュア大会を開催することが今後あるのかどうかは分からない」

ーー選手の指導もされているんですか?

「よくぞ聞いてくれたね(笑)。実は来年に向けてジムをオープンすることを計画していて、物件を探している段階なんだよ。今はグローバー・テイシェイラを始め何人かのUFCファイターと一緒にトレーニングをしたり、コーチングをしたりしている。頼まれれば友人のジムへ行って教えたりもしているよ」

ーーUFC出場を目指す若い人たちはどれくらいいるものなのでしょうか?

「正確な数字は分からないけれども、たくさんいると思うよ。MMAは今とても人気があるし、UFCで試合がしたいという若い人は全米にかなりの人数がいると思う」

ーー例えばプロボクシングと比べてどうでしょうか?

「残念ながら、ボクシングは現在人気が下降気味だ。圧倒的にMMAの方が人気が高いと思う。私自身ボクシングは大好きだし、昔はかかさず見ていたが、最近は力のある人が限られてしまっていて人気に陰りが見える。一般的にもトップボクサーよりトップUFCファイターの方が知名度は高いと思うよ」

第2章「チャック・リデルが語るUFCの魅力と進化」元祖ミスターUFCが選ぶ現在のUFCベストファイターは誰だ? ・・・

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