8月11日(日)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.30』のKrush -60kg級タイトルマッチで、元RISEスーパーフェザー級王者の板橋寛(スクランブル渋谷)を挑戦者に迎え、4度目の防衛戦を行う卜部。決戦を前に、タイトル戦のこと、Krushでの試合のこだわり、そして得意技であるハイキックについて聞いた。(取材日:2013年8月7日)
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■第1章 相手がどんな戦い方をしてきてもKrushらしい試合を見せられる
ーー4度目の防衛戦の挑戦者が板橋選手に決まった時はどう思われましたか?
「板橋選手は僕がプロになりたての頃からずっとトップで戦ってきた選手なので、いつかやってみたいと思っていた相手です。だから“来たか”と思いました」
ーー板橋選手は元RISE王者だとはいえ、Krushでは1勝1敗の戦績。タイトルマッチをやるにはまだ早すぎるとの声もあります。
「でも、僕の相手がいないからしょうがないです。僕の相手がいない状況で、僕も前田(憲作)先生も誰でもいいって感じでした。周りがどう思おうが、板橋選手はRISEの絶対王者だったので僕としては相手に不足はありません。誰が挑戦者でも構わなかったです」
ーー今まで板橋選手をどのように見ていましたか?
「今まで接点があったわけではないんですが、話は聞いていましたし、試合映像も見たことがあります。RISEとKrushで戦うことはないと思っていたんですが、昨年、板橋選手がKrushに参戦して来た時にいつか戦うことになるだろうなと予感はしていました」
ーー板橋選手の試合で特に印象に残っている試合はありますか?
「RISEの試合はあまり見たことがないんです(笑)。1度だけRISEを見に行ったことがあって、ちょうどタイトルマッチで板橋選手が負けた試合でした(2011年2月27日、小宮山工介に判定負け)。その時の印象は……板橋選手はいい選手だな、と思ったくらいです」
ーー対戦が決まった後で、改めて試合映像をご覧にならなかったんですか?
「見ました。今回、前田先生と一緒に戦略を練ってきたので、作戦に関わりそうだからコメントは控えさせていただきます(笑)」
ーー板橋選手のイメージはしぶとい、パンチが上手い、勝率は高いけれどもKOは少ないという感じですが。
「それを崩せるような対策をしっかり立てています」
ーー板橋選手を相手にKrushらしい試合は出来そうですか?
「もちろんです。僕はいつも、Krushとはこういうものだということをしっかりと体現していかないといけないと思っているので、板橋選手だろうが誰だろうが、それは変わりなくしっかりと見せたいと思っています」
ーーそれは例え相手がディフェンシブな相手であったり、アウトボクシングをする選手であっても出来る自信がありますか?
「出来ます。今回も、板橋選手がどんな戦い方で来てもそれをやるつもりです。そのためにしっかりと準備をするので、相手がどんな戦い方をしてきてもKrushらしい試合を見せられると思っています」
ーー相手がRISEのエースだったことで、現在はKrushのリングに上がっていてもKrush対RISEという見方をされると思います。
「そこは意識しませんが、板橋選手は実績もあって、世界の強豪も倒している間違いなく“本物”の選手です。その選手にきっちりと勝って、Krush王者の強さを見せたいですね」
ーー板橋選手は「ベルトをいただきます」と言っていますが、どう思われますか?
「もちろん、そのつもりで向かって来てくれなければ挑戦者としての資格はないですし、そう言うのは当然だと思います。僕はこのベルトをずっと守ってきた絶対的な自信があるので、今回もしっかりと乗り越えて行くつもりです」
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