8月31日(土)東京・新宿FACEで開催される『DEEP JEWELS~旗揚げ戦~』。女子総合格闘技イベントJEWELS(ジュエルス)を引き継ぎ、新たなる女子総合格闘技の歴史を作っていこうとしているのが、佐伯繁DEEP代表だ。格闘技界屈指のアイデアマンとしても知られる佐伯代表は、JEWELSをどう改革していくのか!?(取材日:2013年8月28日)
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■第1章 女子は男子よりもはるかにチャンスがある
ーーDEEP JEWELSの旗揚げ戦がいよいよ目前に迫ってきました。佐伯代表が今後、女子総合格闘技をどのように改革していくかに注目が集まります。
「ファンサービスを含めて全て考え直さないといけないですね。でも周りからよく言われるのは、コケる可能性もあるけれど上手く行けばブレイクする可能性もある、と。なぜなら、他にないじゃないですか。昔の佐伯繁が今いたら、DEEPに懸けたお金を全て女子につぎ込みますよ。だって敵がいないんだから、その世界でオンリーワンになれるのって大きいですよ。
その可能性を秘めていると思うし、女子が格闘技をやることで男子よりも興味を持って来る人もいますし、メディア関係なんて一番分かりやすいじゃないですか」
ーーたしかに女子と言うとメディアの食いつきが男子とは違いますね。
「実は、総合格闘技で男子の大会の中に女子を入れたのはDEEPが初めてです。今は当たり前かもしれないけれど、それをやって来た中でJEWELSというものが立ち上がった時に、いいカードをDEEPが取ってしまったらまずいから女子を入れるのはやめたんです。
そういう流れがあったから女子の灯を消したくない。意地もあります。女子総合格闘技のトップを決める戦いは自分たちがやってきたと僕は思っていますから。これからも前向きに考えてやっていきたいですね。
幸いなことに浜崎朱加を筆頭にして長野美香と杉山しずか、魅津希もいるし、ベテランの藤野恵実も含めてまだまだやれるんじゃないかって可能性を秘めていると思います。
ただ、まだ前のジュエルスのやり方と混乱しているところがあるので、そこをウチの色にしていかないと大変かなと思いますね」
ーーウチの色にしていく、とは?
「今回は前のジュエルスのやり方だったので、DEEP JEWELSはDEEP JEWELSのやり方を確立していかないといけません。まあ、運営面も含めた細かい部分ですね」
ーーリング上に何か変化はありますか?
「まず、パウンドありにしたこと。僕は一番最初にJEWELSに関わった時、パウンドありに大反対しました。当時は女子のみならず男子でもパウンドを嫌う選手はいっぱいいましたからね。でも今はもう誰も嫌とは言わなくなりました。時代の流れなんですよ。そこが以前との大きな違いです。
それと頑張った選手には後楽園ホールやTDCホールで試合が出来る機会があったり、インヴィクタに行けるのは大きな違いだと思います。世界と戦えるんですから。男子よりもはるかにチャンスがあるわけですよ」
ーー世界的に見れば、UFCも女子をスタートさせましたからね。
「UFCが女子に力を入れ始めたのは、昔のままではいけないと思ったからでしょう。新しいものを開拓していかないといけないわけです。それを見ても、女子にはもの凄い可能性があるわけですよ。トップの団体がやっているんですから」
ーーもしかしたらDEEP JEWELSで活躍したらインヴィクタへ行って、さらにUFCという道が出来るかもしれないですね。
「その可能性も ・・・
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