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 5月30日(日)東京・JCBホールで開催されるサステイン『The Way of SHOOTO 03~Like a Tiger,Like a Dragon』で佐藤ルミナ(roots)と対戦する松根。約3年のブランクを経て憧れのルミナと対戦する松根だが、そこには今までの試合とは違うモチベーションがあった。また選手生活から距離を置いた場所で感じた松根の格闘技観とは?(2010年5月27日UP)

PROFILE
松根良太
(まつね・りょうた)
1982年3月17日、沖縄県出身
2000年、全日本アマチュア修斗選手権フェザー級優勝
同年10月9日、赤崎勝久戦でプロ修斗デビュー
2003年5月4日、今泉堅太郎を下してフェザー級サバイバートーナメント優勝
同年8月10日、大石真丈に判定勝利し、21歳の若さで修斗世界フェザー級王者となる。
2004年11月12日、対戦成績が1勝1敗の今泉と初防衛戦。スプリット判定で勝利し、初防衛に成功。しかし右膝の負傷が完治せず、タイトルを返上。
2006年10月14日、復帰戦となったダーヴィド・レイエナス戦ではチョークスリーパーで一本勝ち。今大会は約3年7カ月ぶりの試合となった。
身長161cm、試合体重60kg
修斗戦績:15勝1敗1分
パラエストラ松戸所属

■ルミナさんの試合を見ようと思って一人で一万円の席を買った

ーールミナ戦のオファーを受けたのはいつ頃だったんですか?

「正式に話をいただいたのは4月の頭ですね。ルミナさんは自分にとって特別な選手なので、最初は『自分がルミナさんと試合をやるんだ』という気持ちでした。でも今はもう一人の選手と戦うということに気持ちが切り替わっています。勝つことだけを考えています」

ーー松根選手はルミナ選手のどういったところが好きだったんですか?

「ルミナさんは僕が修斗を知るきっかけになった選手ですし、あんなにかっこいい選手はいなかったと思います。みんながみんなが好きだったんじゃないですかね」

ーールミナ選手の試合で最も印象に残っている試合は何ですか?

「たくさんあるんですけど、僕は1998年3月1日のジョエル・ギャルソン戦ですね。あの時は僕が初めて修斗を生で見た時でした。当時は格闘技のことなんて何にも知らない世間知らずの16歳でしたから、ルミナさんの試合を見ようと思って一人で1万円の席を買ったんです。そのくらいお金を出さないと試合は見れないものだと思って(笑)」

ーーそんな思い出があったんですね。ただその試合はルミナ選手が一本負けしてしまいますよね。

「そうなんですよ。ルミナさんが初めて負けた試合で、その時は『この野郎、ジョエル・ギャルソンをいつか俺が倒してやる』と思いました。でもルミナさんが負けた姿を見て、これが真剣勝負だよなと思ったし、その年の6月に僕は修斗を始めました」 ・・・

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