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■驚異の肉体をどうやって作ったか

――ガルシア選手は子供の頃から大きかったのでしょうか。

「そうですね。生まれた時から大きかったです。身長52cm、体重4.2kgの大きさでした。母親が赤ちゃん用の服を買って準備していたのですが、それらを一度も着たことはありません。自分が大きいことは家では全く問題にならず、親が大きさを理由に私を特別扱いしたことはありませんし、偏見を持って私を育てていません。

 愛情を持って育てられたので、身体が大きいことは全くハンデだとは思っていません。こういうふうに育ててくれたのは父親の影響が大きいです。自分のことを好きになり、これだけ身長が高いのに今ではハイヒールを履いています。自分に自信があるので、自分をさらけ出しています」

――お父様はガルシア選手がMMAファイターになったことをどのように思っているのでしょう。

「どの父親も自分の娘がMMAファイターだというのは受け入れがたいことだと思いますが、私の父は励ましてくれます。それを偏見だとか、隠したりしようとせずに、家庭の中で人はみな平等であり、自分に与えられたものを使ってどれだけ輝けるかということを学びました」

――小さい頃はその大きな体を活かして将来は何になろうと思いましたか?

「自分のエネルギーの発散場所は柔術でした。柔術の試合では当然勝ち負けがあり、勝ち負けの中で成長していくことを学びました。柔術は小さな選手が大きな選手に勝つための競技です。自分は大きな選手でありながらも勝ち続けるという、逆の発想を成し遂げたと思います。

 もともと大きな選手は柔術では不利という見方がありましたが、それを覆しました。柔術が私にインスピレーションを与えてくれましたし、周りの人から『その身体では柔術で活躍することは不可能でしょう』と言われることもありましたが、それを覆していくことが私の信条でした」

――その長身を活かしてモデルになろうとは思わなかったんですか?

「褒めてくれてありがとうございます! でも正直、そこまで自分のことを美しいとは思っていません。私はファイターです。でも機会があればモデルをやってみたいと思います。あなたの言葉は褒め言葉として受け止めておきます。ファイターとしてリングに上がったらガッツを見せると同時に、モデルのような華やかなこともできるということを見せたいです。そういう見方をしてくれてとても感謝します」

――体が大きいとそれだけで強いイメージがありますが、最初から強かったのでしょうか。

「そうでもありません。身体を改造するために、ライフクオリティ(生活の質)を求めて自分のことを変えてきているんです。自分のライフスタイルを変えてきているので、マインドをどのようにポジティブに保つかということにとても力を入れています。

 私にはカイルというフィジカルトレーナーがいて、昨日(7月16日の記者会見前日)来日して疲れていたのですが、今日も彼に朝8時に起こされてトレーニングをしようと言われました。私の周りには私の生活を正しく指導してくれるフィジカルトレーナー、柔術の恩師、チームがいるので、こういう体型、ライフスタイルを維持できています」

――凄い体ですが、どういうふうに作られたのでしょうか。
・・・

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