【K-1】攻撃力を誇る明戸が全試合KOでの完全優勝を狙う

2016/04/12（火）UP
（最終更新：2016/04/12 19:24）

　4月24日（日）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ～-60kg日本代表決定トーナメント～』に出場する明戸仁志（K-1ジムEBISU小比類巻道場）が、4月12日（火）東京・恵比寿にある所属ジムにて公開練習を行った。明戸はトーナメント一回戦で島野浩太朗（菅原道場）と対戦する。

　2分1Rのシャドーボクシング＆ミット打ちを披露した明戸。パンチ、蹴りをミットに受けるたびに小比類巻貴之代表は「重い！」と思わず声をもらすほど明戸の一発一発は強烈なもの。小比類巻代表によれば「（J-NETWORKライトヘビー級1位の）藤田智也よりも重い一発を持っている」と階級を超えた破壊力を評価している。

　K-1初参戦の明戸は「他のトーナメント出場メンバーと比べて自分の知名度は低く、タイトルマッチも経験がない。自分は優勝候補にも上がってこないが、攻撃力は自分が一番だと思う」と自信を見せる。これまでにも何度も劣勢な場面に立たされながらも逆転勝利を収めてきたのは、やはり一発の破壊力があるからこそ。「どんなにやられても、KOできると自分を信じて諦めないでいます」

　今回はうまく勝ち上がれば、1日3試合こなす過酷なトーナメントとなるが、「1回戦から倒すスタイルでいきます。この選手が勝ち上がってきたらこうしようというイメージはありますが、誰が相手でも自分がやることはKOを狙うこと」と全試合KOでの完全優勝を狙う。

　一回戦の相手、島野とは今年2月のKrushで対戦し、ダウンの応酬の末に延長Rで明戸が勝利した。2カ月ぶりの再戦となり、「島野選手はパンチ力が凄いのでもらわないようにしたい。お互いにパンチ力があるのに、前回はまさかの延長判定決着になったので、今回はなるべく早く終わらせたい」と短期決着も狙うという。

「実績がない自分が波乱を起こす力を一番持っているので、トーナメントに波乱を起こす。日本中に“小比類巻道場の明戸仁志がやばい”というところを見せます」と並々ならぬ意気込みを語った。明戸はダークホースとなるか。

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