【Krush】寺戸伸近がスーパー・バンタム級王座返上、今後については未定
7月1日(日)都内にて記者会見が行われ、第5代Krushスーパー・バンタム級王者の寺戸伸近(37=Booch Beat)が同王座を返上することを発表した。
寺戸は2016年3月20日に第4代王者・堀尾竜司を破って王座に就き、2度の防衛に成功。2017年11月5日の2度目の防衛後は試合を行っていない。
会見に同席した宮田充K-1プロデューサーは「防衛戦の期限が1年となっていて11月4日が期限になるんですが、コンディションやモチベーションの問題があって、ある程度キャリアを積んできた選手なので意思を尊重しつつ試合を組んできたのですが、11月までに防衛戦を行うのが難しいとの結論になりまして、本日付で王座返上となりました」と説明。
寺戸自身は「この度、こういう形でベルトを返上させてもらうことに決めました。僕はKrushのチャンピオンとして、Krushのベルトの価値を見出せなくなりました。それは様々なトラブルがありまして、解決はしてもらいましたが金銭トラブルもありました。そういった面でも僕はこの先、現時点でKrushで試合が出来ないのかな。
それが人に迷惑をかけることだったり、僕が好きで格闘技を始めてチャンピオンにもならせていただきやってきたことなんですが、その格闘技が自分の中で嫌いになってしまうのかな、くらいに思いましたね。なので、これはひとつの大人のけじめとして借りたものは返さないといけない。年明けから話をしていまして、きちっとこういう形で返上させてもらうことになりました」と、王座を返上した理由を説明。
続けて「このことに関して宮田さんとは長い期間話させていただいたんですが、僕を全日本キック時代から育てていただいて、そのことに関しては凄く感謝していますし、今もKrush関係者の皆さん、Krushファンの皆さんがいてくれて試合が出来ているので、僕に関わってくれた方たちのおかげと思っているので感謝しています」と、感謝の気持ちを述べた。
今後に関しては「僕はKrushの創成期から出させてもらっていますが、こういう形になったのは少し悲しいと思いますが、これが現実なので。節目として受け入れて、これから先、長い人生があると思うのでそれについて僕は頑張っていこうと思います」と寺戸。宮田プロデューサーは「寺戸選手はチャンピオンではなくなりますが、試合のオファーは変わらず投げて行って話をさせてもらえばと思っています」と、今後もオファーをすると話した。
そして寺戸は「僕は2009年に全日本キックのベルトを獲ってから9年間、何らかのベルトを保持してきました。Krushのベルトをこういった形で返上になったことは、ファンの皆さんに申し訳ない気持ちもありますが、これは自分が決断したことなので後悔も何もありません。自分の選んだ道です。これを受け入れてしっかり前へ進んでいきたいと思います。ファンのみなさん、本当にありがとうございました」と、現役続行とも引退ともとれる発言を残して会見を終えた。
なお、寺戸が返上した王座に就いては「空位となったので新たな選手で争っていく形になります」(宮田プロデューサー)と発表された。
●編集部オススメ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】