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【K-1】王者カリミアン、挑戦者・加藤久輝の印象は「特に無い」

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2019/02/25(月)UP

時折、力強いパンチを叩き込んだカリミアン

 3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~』で、加藤久輝(36=ALIVE)を挑戦者に迎えて初防衛戦を行うK-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン(30=イラン/WSRフェアテックス・イラン)が2月25日(月)都内にて公開練習を行った。

 カリミアンは130戦以上のアマチュア経験を持ち、アマチュアでは5度世界王者となったが、イランではプロ活動が認められていないためイラン国外でプロとして活動。9月に行われた「K-1 WORLD GP初代クルーザー級王座決定トーナメント」に参戦し、2メートルの長身を生かしたリーチと多彩な足技を武器に制覇。見事チャンピオンに輝いた。今回が初防衛戦となる。

 2分間のミット打ちで、ジャブ、キレのあるストレートをリズム良く繰り出していったカリミアン。ラウンド後半にはリーチを生かしたミドルキックを披露し、ジム内に激しい音が響き渡った。

 トーナメント制覇後「ご存知の通りイラン人で初めてK-1チャンピオンになって、皆さんから多くの応援がありました」と大きな反響があったという。「3月10日の後に、イランは正月を迎えます。イランの新年のお祝いとなるような試合ができればと思います」と、新年を勝利で迎えたいとする。。

ゴンナパーとのマススパーを披露したカリミアン(左)

 現在カリミアンは、日本に滞在し練習に励んでいる。「日本にいて(他の)K-1チャンピオンから学ぶことが大事です。イランと自分の存在を知って欲しくて、成功するために苦労しているよ」と自身と母国のため厳しい環境に身をおいている。

 挑戦者・加藤の印象は「特に無い。よくおしゃべりしているくらいだ。研究はコーチがしてくれているが、自分はリングの上で戦うことしか考えていない」とあくまで冷静を貫く。加藤がRUI戦で見せたスーパーマンパンチは「ただのパンチ」だと全く脅威には思っていないようだ。

 Krushでは現在クルーザー級トーナメントが開催されているが「(トーナメントの優勝者とやりたいという思いは)特に無いです。前回のトーナメントに日本で名が知られているファイターは出ていたので、特に名を挙げる人はいません」と全く眼中に無い様子。

 最後には「日本のファンの方が、私を見かけると『応援しています。勝って下さい』と声をかけてくださるので、勝てるように頑張ります。イランの国民のためにも精一杯戦います」と、母国と日本のファンのために戦うと語った。

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