【THE MATCH】ベイノアと和島大海の空手家対決、最後に”押忍”勝利の十字を切るのはどちらだ!
明日19日(日)に東京ドームで開催される『THE MATCH 2022』の前日計量と記者会見が行われ、出場全選手が計量パスした。
-71kg契約では、第2代RISEウェルター級王者・“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)が70.90kg、対する第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の和島大海(月心会チーム侍)は70.90kgで計量をパス。フェイスオフでは、互いに十字ポーズを作って向かい合った。
互いに極真と琉球の流れをくむ月心会との空手対決だけに、”押忍”の十字を切った。
対戦発表会見でベイノアは「何としてもチームで負けられない。我らがナステン(那須川天心)のラストマッチなので、自分だけ負けたらシャレにならないので何としてでも勝ちます」と宣言。5月に行われたRISE強化合宿では、天心とともにムードメーカーとなってチーム全体を引っ張った。今回の試合へかける想いは、人一倍あるはずだ。
一方の和島は、対戦発表会見で「K-1代表として絶対負けられないですし、東京ドームに見合った派手なKOをして勝ちたいと思います」と必勝を宣言。自身のSNSでは「ここには最強しかいない」とキャチコピーが入った大会ポスターに自分が入っていないことに対して、「チャンピオンなのに最強メンバーから外された。まだまだ強くなれるってことやね」と前向きなコメントを書き込んだ。
計量を無事にパスした2人は、会見で隣り同士となった。和島は隣りに座ったベイノアに向かって「近い」と苦笑しながらも、「明日の試合は押忍します」と目の前で十字を切った。これは、倒して「押忍」と十字を切るという意味。ベイノアが前戦で海人に41秒TKO負けを喫した感想を聞かれた和島が、「“押忍”っていう感じです」と答えたことから、ここにつながっている。
ベイノアも、その意味を理解しているようで、「ちょっと自分がK-1側の席になっていますが」とジョークを入れつつも、「自分は勝ってリング中央で押忍します」と険しい表情になった。
和島はK-1王者としての誇りがあり、ベイノアもRISEのムードメーカーとしての自覚が強い。刺激の強い対決から見ると、やや緩い印象がある2人だが、静かな闘志が見え隠れしていた。はたして勝利の十字を切るのは、どちらになるのだろうか。
<2人の対戦までの状況>
和島は、殺傷能力の高い蹴り技を武器に持ち、2020年3月の『K’FESTA.3』トーナメントでは木村“フィリップ”ミノルにKO負けしたが、その後は3連続KO勝利。昨年12月の『K-1』で木村の持つタイトルに挑戦し左ミドルでKO勝利、K-1スーパー・ウェルター級王座を獲得している。現在20戦16勝のうち14KOと、高いフィニッシュ率を誇る新王者だ。
ベイノアは、極真全日本軽量級優勝の実績をベースにキックでは第2代RISEウェルター級王者の肩書を持つ。昨年からRIZINでMMAにも挑戦し、MMAトップ選手とも渡り合う戦いを見せている。前戦は今月2日の『RISE ELDORADO 2022』でシュートボクシングのエース・海人にTKO負けを喫しており、今回が再起戦となる。
▶次ページは、【フォト】ベイノアと和島のバキバキボディ計量ポーズ
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