【ボクシング】”問題児”王者デービスが刺青バキバキボディで計量パス!因縁マーティンと40秒以上の罵り合い
6月16日(日、現地時間15日)米ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナにて行われるプロボクシングWBA世界ライト級タイトルマッチ(135ポンド/61.23kg)の前日計量が15日に行われ、3階級制覇王者の“問題児”ジャーボンテイ・デービス(29=米国)が133.4ポンド(60.50kg)、WBA世界ライト級2位のフランク・マーティン(29=米国)が134.4ポンド(60.96kg)で無事に計量をパスした。
【フォト&動画】“問題児”デービスとマーティンが“刺青”ボディでパス、仕上がり比較!激しい罵り合いも
デービスとマーティンはお互い仕上がった強靭ボディで計量パス。上半身が刺青だらけのデービスはリミットから1.6ポンド下回る数字だ。
フェイスオフはバチバチの睨み合い。2人は顔を近づけて40秒以上の罵り合い。互いの”口撃”は止まらず、周囲の関係者に引き離された。
デービスは「明日はクレイジーな試合になる。アイツがちゃんと猛練習していることを願うよ。ボクシング界で最高の夜になることを約束する」と余裕のコメント。
一方、下馬評不利のマーティンは苛々とした表情で「お互い喧嘩の準備はできている。全てはこの瞬間のためにあるんだ。ハードな練習を重ねてきたが、明日、自分が頂点に立つ」と、デービスからベルトを奪うことを誓った。
両者は約4年前にメイウェザーのジムでスパーリングを行っており、その時にまるで”レスリングのような”喧嘩となり、スパーリングが中止された因縁を持つ。果たして、この因縁対決を制するのは、デービスか、マーティンか。
<選手情報>
◆デービスはフロイド・メイウェザーの愛弟子として、史上3人目の3階級同時王者を達成。身長165㎝の分厚い身体から、破壊力抜群の強打を持ち、戦績は29勝無敗(27KO)と驚きのKO率93%。リング誌のPFPランキングでも現在8位につけている。
前戦は昨年2月、ライアン・ガルシアとの超ビッグマッチでKO勝利、1年4ヶ月ぶりの試合となる。
一方その輝かしい戦績の裏で、暴行容疑等で幾度となく逮捕され、昨年は20年に起こしたひき逃げの罰である自宅軟禁を破った罪で、拘置所行きとなっていた。
◆マーティンはトップアマを経て、戦績は18勝無敗(12KO)とこちらも負け無し。身長は173㎝とデービスより8㎝高く、出入りの多いステップとスピードある手数を持ち味とする。デービスとは29歳と、現在同じ年だ。
22年にデービスへの挑戦権を得た後も、23年にWBC王者シャクール・スティーブンソンへの挑戦権を勝ち取っている。
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