朝倉未来は“平本蓮になぜ負けたのか?”金原正徳、皇治、魔裟斗、安保瑠輝也が分析
7月28日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催された『超RIZIN.3』の朝倉未来vs.平本蓮は、朝倉が平本の強打を受けて1RKO負けとなった。なぜ朝倉がKO負けを喫したのか、金原正徳、皇治、安保瑠輝也が、それぞれのYouTubeチャンネルで敗因を分析し自論を公開した。
昨日30日、金原正徳が自身のYouTubeチャンネルで感想を語り、朝倉には試合前から違和感があったことを明かした。金原は「展開予想は五分五分(ごぶごぶ)と予想していましたが、自分が思った展開になってしまいました。技術は未来の方が全体的に上なので7:3だったところを、平本がメンタルの部分で5:5まで持っていった」と指摘した。
そして金原は「朝倉がRIZINで出始めた時は、技術はあまりないけど勢いがあった。格闘技はメンタルが大事なんだなと改めて思いました」と語り、「メイウェザー、YA-MANに倒されてダメージがあったと思います。(身体のダメージの他に)精神的な部分で、いくら強くなって自信をつけたとしても、リングへ上がって倒されたことはどこかに残っているはず。それが試合に出たなと思いました」と分析した。
展開としては「早いラウンドならば平本選手が勝つと思っていて、ラウンドを重ねるごとに平本選手が勝つ可能性は低くなると思っていました」と平本が勝つのは2ラウンド前半と予想していたという。
また「最初めちゃくちゃ距離が近かった」と2人が接近戦になっていることに着目し、「未来がテイクダウンを狙っていくのでは思っていたら、まったく手も出ないし、テイクダウンにいくそぶりもない。ちょっと様子がおかしいなと思っていました。それが指摘したメンタル的な部分なのかなと思いました。もう少し未来が触っていければ、早い段階で一回組めていければ、また違った展開になったんですけど」と守りに入っていたのではと推測した。
さらに「一回コンタクトがあってから、若干、距離が空いたんですけど、その距離は近くにいた人にも言ったんですけど、平本選手の左ストレート当たるぞって。それがドンピシャで当たってしまいましたね。逆に平本選手は、これをやると決めて挑んだ試合でした」と気持ちの違いがあったと見ていた。
この気持ちの部分は、安保も表現の違いこそあれ同様のことを語っていた。安保は30日公開の自身のYouTubeチャンネルで「様子を見てしまっていた。それは平本のうまさもあると思うけど、燃えるものがないんかなと思った。格闘技はマインドが100だからそこの部分がだいぶうすまっているのでは。本人もそう思っていると思う」と語った。
また皇治も自身のYouTubeチャンネルで平本の勝因は、「“絶対食ってやる”と言う追いかける気持ちだったのでは」といい、未来はこれまでのダメージの蓄積で「倒れるスイッチが入る」状態なのではと、脳が揺れやすくなっているのではと分析した。
魔裟斗は平本の鍛えたボディから普段から集中して格闘技のトレーニングに打ち込んでいると評価。試合前3ヶ月前から鍛えても結果が出るのは1年以上かかるので一過性の強さではないという。さらに試合ではスピードが勝因の一つとし、朝倉のカウンターより平本のパンチが早かったことが勝因と語った。
朝倉は29日に自身のYouTubeチャンネルで「格闘技を一旦、引退させていただきます」と報告した。脳のダメージを回復し、気持ちが高まった時、いつになるのかは分からないが朝倉の勇姿を待つファンは多い。それまでは弟の朝倉海が、きっと世界で活躍してくれることだろう。
▶次ページは、【フォト】朝倉未来、平本蓮の“強打”もらい倒れる瞬間!
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