平本蓮、朝倉未来KOの秘訣は空手のさらなる進化!堀口恭司に似た刻みステップで回転力アップ
7月28日(日)『超RIZIN.3』(さいたまスーパーアリーナ)のメイン[RIZIN MMA特別ルール:5分5R(66.0kg)]では、平本蓮(剛毅會)が朝倉未来(JTT)に1R2分18秒 、左フックで倒してからのパウンド連打でTKO勝利を果たした。
平本は試合後インタビューで、今回の試合に向け剛毅會空手に伝統派空手の要素を取り入れた”新スタイル”の「平本流」で臨んだと明かした。
試合で平本はサウスポーに構え、いつもの剛毅會空手の背筋を伸ばした構えから、今回は新たに小刻みな前後のステップを踏む。そして、いつもの待ちのスタイルから、カーフ、左右のストレートと仕掛けていき、スイッチも交えた左で朝倉をグラつかせる。さらに追撃の左フックでダウンさせ、パウンド連打でストップとなった。
平本は試合後インタビューで「1Rから勝負の瞬間が絶対生まれるので、ここで勝負を決める」と早期決着を決めていたと言う。
そのためには自分から仕掛けていくことが必要だが、平本は「待ちになってしまう部分は自分でも理解していた。色んな技術を吸収するほど後手に回ってしまうというか、リスクを減らした戦いになる」と待ちのスタイルになっていたと語る。
続けて「これだと自分の武器、回転数が上がらない。距離感も出す練習するために、試合前に手塚(裕之)さんに、堀口選手も空手を習っていた二瓶卓郎さんを紹介してもらった」と、堀口恭司の空手の師である二瓶弘宇氏の長男・卓郎氏と練習していた。
さらに「ステップや、抜く感じを一緒に練習してきて、何度も何度もやってきた。自分から勝負を作ろうと思ってたんで、堀口さん意識みたいな感じです」と今回のKO勝利の影には”堀口ステップ”があったと明かした。
平本は「あのステップを総合格闘技に組み込めるようにするには、テイクダウンディフェンスの自信がないと出来ない。それが完成したからこそ、今のスタイルが出来上がった」と今だからこそ取り入れることが出来たと言う。
伝統派空手がプラスになったのかという質問には、平本は「自分は伝統派空手だけでは合わない。剛毅会の空手やキックボクシングに伝統派空手をプラスした、まあ平本流ですね」と語っていた。
また朝倉未来には「格闘技界にいてほしい。戦い続けていればまたいつかやるかもしれない。戦い続けてほしい」とメッセージ。
今後は「もう1個別のベルトがあるみたいなので、それを獲りに行こうかと思う」と鈴木千裕の持つフェザー級王座に挑戦したいと意気込んだ。
▶次のページ:【連続写真】平本の左フックがヒット!朝倉をKOする瞬間!
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【フォト】平本がパンチで朝倉をKOする瞬間!朝倉が崩れ落ちる
・平本蓮、朝倉未来を1R KO!左の一撃からの怒涛の連打で、因縁の試合に決着
・安保瑠輝也、パッキャオと果敢に打ち合う大健闘!ライアン・ガルシアも安保に宣戦布告
・安保瑠輝也、パッキャオと対等に戦えた理由は”徹底した作戦”、パッキャオは「体格差」に苦戦
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!