【シュートボクシング】怪物くんが破壊神の剛腕を封じ、トーナメント優勝宣言
▼第5試合 SBvsREBELS対抗戦 65kg契約 SBエキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○イリアス・ブライド(オランダ/TEAM SOUWER/WPKC欧州ライト級王者/SB)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-29
●小宮由紀博(スクランブル渋谷/RISE 70kgトーナメント2009優勝/REBELS)
シュートボクシング(以下SB)とムエタイ大会レベルスの3vs3対抗戦もいよいよ大将戦を迎えた。前夜にレベルスの大会で行われた対抗戦はSB勢の2勝1敗、今大会の対抗戦はこの大将戦までにレベルス勢の2勝となっており、レベルス勢が3勝2敗でリード。
当初ファイサル・ムタキと発表されていた小宮の相手は、来日後に名前が違っていたことが発覚し、イリアス・ブライドと修正された。ブライドはアンディ・サワーが自信を持って送り出す愛弟子で、19歳の若さで15戦15勝(7KO)無敗の戦績。アマチュアも含めると100戦以上のキャリアがあるという。
1R、ハイスピードでパンチと蹴りのコンビネーションを回転させるブライド。後ろ蹴り、飛びヒザ蹴り、片手で組みながらのパンチと自由自在に暴れまわる。
2R、なぎ払うような左右フックを放つブライドに対し、小宮は右ローと右ボディストレート。ブライドもボディを攻め始めるが、ラウンド後半に小宮がパンチでラッシュをかける。
3R、ブライドの首投げをこらえた小宮が逆に首投げを仕掛ける。ローとボディパンチで優勢に立つ小宮に、ブライドはスリーパーを狙うが失敗。次第に小宮の圧力で下がり始めたブライドだが、前半のポイントを守って判定勝ちした。
これにより、前夜のレベルス新宿FACE大会から始まった対抗戦は3勝3敗の引き分けに終わった。山口元気レベルス代表は「今日は3戦3勝のつもりだったが計算が狂った。SBのチャンピオンに勝ったのだからSBのベルトを狙いたい」とし、シーザー武志SB協会会長は「レベルスに研究されていた。ウチの選手はちょっと研究不足でした」と対抗戦を総評した。
▼第4試合 SBvsREBELS対抗戦 60kg契約 SBエキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○KING皇兵(SFKキックボクシングジム/KOSフェザー級王者/REBELS)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-28
●歌川暁文(UWFスネークピットジャパン/SB日本スーパーフェザー級王者/SB)
歌川の左ミドルに皇兵はノーモーションの右ストレート。そしてシュートポイントには至らないが、歌川を面白いように投げる。
2Rも同様の展開となるが、打撃で押して行くのは歌川の方。右ボディ、左ローが決まる。
3Rも歌川のパンチ、キックに対して皇兵は組んでの投げで歌川をマットに叩きつける。ポイントにはならなくても投げを連発した皇兵か、打撃を当てていった歌川か。軍配は皇兵に上がり、レベルスが2勝目をあげた。
▼第3試合 SBvsREBELS対抗戦 55kg契約 SBエキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○炎出丸(ひでまる/クロスポイント吉祥寺/J-NETWORKスーパーバンタム級王者/REBELS)
判定2-0 ※30-28、29-29、29-28
●藤本昌大(龍生塾/SB日本スーパーバンタム級王者/SB)
1Rはスピードに優る藤本が右ボディストレートを何度も決めて優勢。2Rになると炎出丸が得意の首相撲に持ち込み藤本を何度もマットに叩きつける。
3Rも炎出丸が首相撲からのヒザ蹴りでほぼ一方的に攻める。藤本が首投げを仕掛けるがこれは失敗。
炎出丸が首相撲で主導権を握り、判定2-0でレベルスにまずは1勝をもたらした。炎出丸は「昨日、新宿FACEの対抗戦は1勝2敗でレベルスが負け越しています。僕が負けたらもうレベルスの勝ちがなかったので頑張りました。チャンピオンに勝ったので、両国大会にも僕を出して下さい。よろしく」と、SB両国大会への参戦をアピールした。
▼第2試合 57.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○島田洸也(シーザー力道場/SB日本フェザー級2位)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-28
●篠原基宏(Unit-K/SB日本フェザー級4位)
離れた位置からパンチを伸ばしてくる篠原に、島田は右インロー、右ミドルを多用。島田は2Rに右ミドルを何度もヒットさせる。3Rは両者が勝負に出て近距離でパンチとローを打ち合う。最後は足を止めての打ち合い、蹴りの応酬で場内を沸かせ、島田が篠原を振り切った。
▼第1試合 ヘビー級契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○南国超人(龍生塾/SB日本ヘビー級3位)
TKO 3R31秒 ※レフェリーストップ
●誠悟(TEAM 東京CLUTCH)
1R、超人のパンチでコーナーへ追い詰められた誠悟だが、首投げでシュートポイントを奪う。しかしその後は、超人の右ロー、フック、アッパー、ヒザ蹴りで一方的に追い込まれた。
2R、誠悟は左フックで反撃するが、超人の右ローでさらに一方的な展開となり、スタンディングダウンを奪われる。3Rが始まってすぐ、超人のパンチ連打に誠悟が防戦一方となり、超人のTKO勝ちとなった。
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