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【Krush】璃久、小田尋久がSウェルター級王座決定トーナメントで勝ち抜き決勝で激突!目黒翔大が西元也史を下す金星

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2024/05/26(日)UP

小田(右)は左フックをカウンターで入れて森田をKOした

▼セミファイナル(第7試合)第5代Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R
●森田奈男樹(エイワスポーツジム)
KO 3R 1分37秒 ※左フック
〇小田尋久(TEAM3K)
※小田がトーナメント決勝進出

 第5代Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・準決勝で森田奈男樹と小田尋久の元空手家対決が実現。

試合は森田がカウンターを的確に入れていた

 森田は、17年にフルコンタクト空手の統一団体JFKO(全日本フルコンタクト空手道連盟)の全日本選手権・軽重量級で優勝した空手出身のファイター。21年6月にKrushに参戦すると4連勝(3KO)を収め、22年12月にはK-1初参戦も、元ラジャダムナン4階級王者ジョムトーン・ストライカージムにKO負け。昨年は2勝1敗で、前戦となる12月にはイランのアリヤン・モハマディをKOで撃破した。戦績は8戦6勝(4KO)2敗0分。

 対する小田は3歳からフルコンタクト空手を学び、21年11月にプロデビューし、これまでの戦績は7戦6勝(3KO)1敗0分。昨年2月からKrushへ参戦し、8月には元Bigbangスーパー・ウェルター級王者の山崎陽一にKO勝利。11月にはフランスの地でWAKO世界ミドル級(-75kg)タイトルマッチに挑むも、判定負けを喫した。前戦は今年2月、KNOCK OUTで元Krushスーパー・ウェルター級王者の中島弘貴に延長戦で判定勝利している。

フィニッシュとなったしーん。森田の左が空振り。直後に小田の左が入りKOとなった

 1R、互いに空手出身らしく、ローキックで削り合う展開。だが小田は、右ハイキックのダブルから右フックを狙うコンビネーション。森田は左ミドルキック、そして右から左アッパーを見せる。

 2R、森田はリングを回りながら、左ミドルキックをヒット。小田は前へ追い込みつつ、左右のフックで襲い掛かる。打ち合いを避ける森田だが、カウンターの右で反撃する場面も。それでも小田は、構わず右の強打を放つ。

KO負けの森田

 3R、ほぼ互角のまま、最終ラウンドへ突入。小田はカーフキッを蹴りつつも、左右のフックを放っていく。だが森田はガードを固めて、ミドルキックを返す。一進一退の攻防が、このラウンドも続く。このまま判定になるかと思われた時、森田の左フックの打ち終わりに小田の左フックが入り、森田が前のめりでダウン。立ち上がるもフラつき、レフェリーが試合をストップした。

 KO勝利の小田は「ちょっと自分のことをメインに応援してくれる方のために勝とうという強い気持ちがありました。次、どちらが上がってきてもKrushの名に相応しいチャンピオンになります」と挨拶した。


目黒(右)は西元(左)からダウンを奪い勝利した

▼第6試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定0-3 ※三者ともに26-28
〇目黒翔大(優弥道場)

 西元は勝利した15戦のうち12戦がKOというハードヒッター。昨年9月の[第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント]のリザーブファイトで、山本直樹に判定勝利し、12月にKrushスーパー・フェザー級王座に挑戦したが惜しくも敗れた。昨年は髙橋直輝、松山勇汰を相手に連敗を喫している。また今年1月は、同じくK-1ファイターのMIOとの結婚を発表した。

西元は左フックでダウンを奪うも、あと一歩及ばなかった

 対する目黒は戦績16戦8勝(2KO)6敗2分。第5代Bigbangライト級王者で、昨年11月の前戦は友尊に判定勝利。現在4連勝中と勢いに乗る。

 1R、西元は圧力をかけながら左フックダブル。サウスポー構えの目黒はパンチを受けながら、左のカーフキックをコツコツと当てて削っていく。西元が左ボディブローをヒット。追い込んでいくも、目黒はカウンターの右でダウンを奪う。

目黒(右)は判定で西元を下した

 2R、ダウンを挽回したい西元は、猛攻開始。右のパンチから左を返し、目黒を追い込んでいく。目黒は右のカウンターを狙いつつ、カーフキックで削る。だが西元の左が入り、目黒がダウン。立ち上がった目黒に、西元は左を狙うもやや大振りに。目黒は耐えてヒザ蹴りをボディへ返す。

 3R、西元は左を振って勝負を決めにいく。目黒は劣勢になるも、カーフキックで削り、ヒザ蹴りをボディへ。西元は倒しに行き、左から右を出すも距離が近くなって合わない。ここに目黒の右がショートで入り、西元がダウン。立ち上がった西元に、目黒はカーフキック、ボディ打ちで追い込み終了のゴング。判定3-0で目黒が勝利した。

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