【世界柔道】阿部一二三が負けた技に「ミラクル」の声！“スロー映像”に阿部自ら一回転？「すごい返し技だ」

2025/06/17（火）UP
（最終更新：2025/06/30 05:54）

　6月14日、ハンガリー・ブダペストで開催の柔道世界選手権、男子66キロ級準々決勝で、男子66キロ級で4度の優勝を誇る阿部一二三（パーク24）が、まさかの一本負け。スロー映像で見ると、阿部が内股から勢い余って一回転したように見える。実況も「なんてテクニック」「すごい返し技だ」と驚いた。

【フォト＆動画】なんだこのミラクル技は？阿部が自ら一回転し一本負け！？

　日本男子最多5度目の優勝がかかっていたが、阿部は19年8月の世界選手権東京大会準決勝で丸山城志郎に敗れて以来6年ぶりの敗戦となった。

　準々決勝の相手はオビド・ジェボフ（タジキスタン）。この一本をスローで見ると、阿部は内股を仕掛け、相手の片足を持ち上げるため腰を切り、足を後方に大きく跳ね上げた。それを相手が阿部の跳ね上げた足をかわす。すると勢い余った阿部は前方に回転するように崩れていく。相手もその勢いを利用し転がして制圧。審判は相手に一本を告げた。果たしてこれは、何の技か！？最終的には内股すかしとされたが、海外の映像実況は何の技かと驚いた様子だった。

　このジェボフが繰り出したミラクルな技に、海外の解説実況は「なんてテクニック！見事な手技だ。完全に仰向け状態にした。阿部も信じられない様子だ」と驚いた。

　公開された映像のコメント欄でも「素晴らしい返し技」「この返し技は研究してたと思う」「これは相手に拍手」「普通なら一本勝ちのところを足の長さと股関節の柔らかさで返された」など視聴者も驚いた。

　阿部は敗者復活で勝ち上がり、この大会で銅メダルを獲得。この敗戦を糧に次につなげると意気込んだ。

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