2025/07/06（日）UP
（最終更新：2025/07/06 13:16）

ニコルソンの左が炸裂！@MatchroomBoxingより

　ボクシング界のトップ美女として人気の前WBC世界女子フェザー級王者スカイ・ニコルソン（29=豪州）。7月5日（現地時間）に英マンチェスターで開催されたボクシング興行「ジャック・キャタロールvs.ハーレム・ユーバンク」の124ポンドの8R契約マッチでカルラ・カミラ・カンポス・ゴンザレス（24=ボリビア）に2R TKO勝利を飾った。

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　階級を下げた復帰戦で豪打が爆発、最後は相手をボコボコにする圧巻フィニッシュ。2階級制覇に向けて好スタートを切った。

　ニコルソンは今年3月、WBC世界女子フェザー級3度目の防衛戦でティアラ・ブラウンにスプリットの判定負け。プロ初黒星に加え、王座陥落となった。

フィジカルの強さをアピール@MatchroomBoxingより

　僅差の判定でダイレクトリマッチを望む声が多い中、ニコルソンは1階級下の階級のスーパーバンタムでの再起を決意。今回はスーパーバンタム級より2ポンド（約900g）重い124ポンドで復帰だった。

　割れた腹筋＆スポブラからはみ出す広背筋などがもりもりの肉体美で前日計量に登場したニコルソン。試合もそのフィジカルの強さが際立った。

　東京五輪にも出場するほど、アマチュア時代から技巧派で知られる彼女だが、得意の鋭いジャブと左ストレートに重さが加わる。1Rから強いプレスで前進、左ボディ、左ストレートで早くも相手は効いた素振り。2R、強烈な左を何度もクリーンヒットさせると、連打から左ストレート！　ゴンザレスの顔を跳ね上がると、怒涛のラッシュ、ゴンザレスが崩れ落ちると、レフェリーが試合をストップした。

　スーパーバンタムへ階級を下げるための調整試合とされているが、見事な勝利だ。

　ニコルソンは試合後のインタビューで「世界タイトル戦に挑む気持ちでリングに向かった。誰と戦うか、どんな大会に出場しているか、そこには意識を向けず、自分だけに集中した。全てやり切った準備してきた」と自身のパフォーマンスに満足した。

　2階級制覇に向けて好スタートを切ったニコルソン、次戦も楽しみだ。

「ジャック・キャタロールvs.ハーレム・ユーバンク」
7月5日（現地時間）英マンチェスター
▼124ポンド8R契約マッチ
○スカイ・ニコルソン（豪州）
TKO　2R1分21秒
●カルラ・カミラ・カンポス・ゴンザレス（ボリビア）

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