なんとジャブを「パンチと横蹴り」で！そして流血のTKO勝利！“リアル春麗”木村萌那の強さに魔裟斗も驚き

2025/07/01（火）UP
（最終更新：2025/07/01 22:22）

　6月27日に東京・後楽園ホールにて開催された格闘技イベント『Krush.177』でKO勝利を収めた木村萌那（K-1ジム目黒TEAM TIGER）。これでプロ3戦全勝2KOとなった。一昨日29日には自身のインスタグラムで試合前アップの様子を公開。スピーディーで破壊力あるパンチの連続に「目が釘付けになる」とファンも驚いた。ジャブの役割を持つ連続横蹴りに強力なパンチのジャブ、フック、ストレート。彼女の強さはボクシング＆空手にあるのだ。

【フォト＆動画】木村の連続横蹴りと強烈パンチ！流血KO、計量のスポブラボディも

　木村はフルコンタクト空手の多くの流派が集結するJKJO全日本ジュニア空手道選手権大会で7連覇。フルコンタクト空手は顔面へのパンチが禁止されていることから、彼女は連続横蹴りを相手の顔に当て、ジャブのように操れるようになったのだ。 

　その後ボクシングへ転向。高校ボクシング選抜大会女子ライト級で優勝、全日本ボクシング選手権大会女子バンタム級で準優勝、女子ボクシング世界選手権大会に出場するなど、空手とボクシングで華々しい実績を誇る。

　昨年11月にKrushデビュー。試合で見せた連続横蹴りの動画が、まるで格闘ゲーム『ストリートファイター』の春麗が繰り出す“百裂脚”のようだとSNSで大きな話題になり、「リアル春麗」とも称されている。

　27日は[Krush女子フライ級マッチ]として小澤聡子（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）に木村は空手時代から磨き続けている必殺の横蹴りを炸裂！小澤は右腕前腕部を顎の前に構えてガードする横蹴り対策を講じたが、木村は構わず横蹴りを連発し、さらに右ボディ、左ストレートをヒットさせた。

　インスタで公開した試合前アップ映像で「アップの時パンチがいつもに増して走ってたから、パンチで行くって決めてた」とメッセージした様に、連続横蹴りから小澤の右頬に左ストレートを当てると、小澤はカットし流血。そして2R、再び横蹴りでダメージを与え続けた後、今度は右目の上をカットした小澤に左ストレートを当て、レフェリーストップを呼び込んだ。

　元K-1王者の魔裟斗が今年5月に自身のYouTube番組で木村を紹介したが、魔裟斗は木村がジャブの様に繰り出す横蹴りを「結構、ガツっとくる。伸びるし、どう入ったら良いのかわからない」と感心。さらに、パンチについては「パンチ力がある。左ストレートはすごく強い」と絶賛していた。空手とボクシングの技術を上手く融合させた独自のキックスタイルが、彼女の強みだ。

　今回の試合では、魔裟斗“お墨付き”のパンチで勝負を決めた木村。これでプロ3連勝（2KO）だが、次はタイトル挑戦に繋がる戦いとなるのか。今後の活躍に期待が高まる。

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