【UFC】流血ネイト・ディアスが復帰勝利ならず、タイトル狙うエドワーズに阻まれる
WME-IMG
『UFC 263』
2021年6月13日(日・日本時間)米アリゾナ州グレンデール・ヒラ・リバー・アリーナ
▼ウェルター級マッチ
〇レオン・エドワーズ(ジャマイカ)
判定3-0 ※三者とも49-46
●ネイト・ディアス(米国)
エドワーズは前戦が偶然のアイポークによって対戦相手のベラル・ムハマッドが目を負傷したことによるノーコンテストだったものの、それまでは8連勝。キャリア18勝のうち半分がフィニッシュ勝利を収めている。現在ランキング3位。これに勝てばタイトルマッチの可能性が高い。
対するネイト・ディアスは激しいファイトスタイルと問題行動で、兄ニックと共にこれまでUFCをにぎわせて来た悪童。荒く好戦的な打撃と、シーザー・グレイシー仕込みの確かな寝技でファンの人気が高く、コナー・マクレガーと2度対戦したことでも知られる(1勝1敗)。前戦では同じくUFCの問題児として知られるホルヘ・マスヴィダルと対戦しカットによるTKO負け。
本来5月に予定されていたがディアスのケガにより1か月スライドとなっての実施となった試合、ディアズの人気故かノンタイトルにも関わらず5ラウンドで行われる。
1R、遠間から距離を測るディアス。相手に背を向けたかと思えば突然パンチで突進するなどトリッキーな戦いを見せる。お互いにスイッチを繰り返す中、鋭いローはエドワーズ。ディアスは独特のムチのようなパンチを振るっていく。
四つ組みになるともろ差しからバックへ回って引き倒すようにエドワーズがテイクダウン。エドワーズが体勢を変えて再びバックからパウンドもディアスはクローズドガードへ戻す。エドワーズが立ち上がりスタンドになりカーフキックを当てたところでラウンド終了。
2R、カーフキックのエドワーズ。ディアスはまるでオクタゴンを散歩するように歩いたかと思うと距離を詰めたり、かがむような仕草を見せてにやりと笑うなど独特の動き。しかしエドワーズはしっかり構えて自分のペースを崩さない。エドワーズはパンチから四つに組むとテイクダウンを奪いパウンドを狙うがディアスは足関節。
3R、ディアスの右ストレートに右フックを返すエドワーズ。さらに前に出て来たディアスを四つからテイクダウン。下から脚を効かせるディアスにヒジを落とし左目の上をカットする。寝たまま来いと手で挑発するディアス。スタンドになると脚まで血が流れ落ちる。エドワーズはまた同じ四つからテイクダウン。立ってきたディアスにさらにヒジを当てる。ラウンド終了のブザーがなるとディアスはもはや体中血まみれの状態。
4R、エドワーズの左フックがテンプルを捉え、一瞬ディアスの動きが止まるがそれでもすぐに前へ出てくる。ディアスの長いワンツーがヒットするがエドワーズもヒジを当てる。
5R、いきなりパンチの交換。近距離でエドワーズの左フックが入るがディアスは崩れない。左ストレートから四つに組んだディアス、だがエドワーズは差し返してテイクダウンを許さない。距離が離れるとエドワーズは右、左のミドル。近づいても速いショートの連打を当てる。
エドワーズ優勢の中試合終了が近づくが、ここでディアスのワンツーがカウンターでヒット。エドワーズがぐらついて後ろへ下がるとディアスは“効いただろ”とばかりにエドワーズを指差すと悠然と歩いて追い、連打を浴びせる。場内大歓声の中ディアスが攻勢をかけるがフィニッシュには至らず試合終了。判定は3-0でエドワーズも、ディアスが期待通りの見せ場を作った。
▶︎次ページ(動画)は、最終R残り時間わずか、流血のディアスが“猛攻”の見せ場!
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