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【ボクシング】伊藤沙月がプロデビュー戦で判定勝利

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2022/07/13（水）UP

伊藤が相手をロープ際に追い詰める

　アマチュアボクシングの元全日本女王で、美女ボクサーとして注目されてきた伊藤沙月（31=志成）がプロデビュー、サオワラック・ナリーペンシー（タイ）との対戦に挑む。

圧力をかける伊藤

　伊藤は、高校時代からボクシングを始めキャリア1年で全日本女子大会で優勝。以降、テレビなどで美女ボクサーとして注目され、ロンドン五輪強化選手に。自衛隊体育学校でも五輪目指し活動してきたが、16年の全日本女子大会を最後に引退。外資系の保険会社やジムインストラクターを経験したが、プロ入りを決意し昨年11月にプロテスト合格した。

　1R、ともにオーソドックスの2人。伊藤は圧力をかけてながら左ジャブ。サオワラックは右フックで攻撃。ガードする伊藤は、右を見切ってさばいていく。サオワラックは右、左と強打を打つが、伊藤は決定打を許さない。大きな差がなくラウンド終了。

伊藤が右のパンチで攻める

　2R、ここでも伊藤が圧力をかける。右ボディから上にパンチを振る。サオワラックは、手数こそ少ないものの右の強打、左を伸ばしてくる。うまく距離を外してかわす伊藤は、左ストレートをヒットしてポイントを重ねていく。

　3R、右ボディを放つサオワラック。伊藤は圧力をかけつつ、ワンツー。サオワラックが前に出てきた時にカウンターの右を合わせる。伊藤のジャブに右を合わせようとするサオワラック。的確に左を当てていく伊藤の攻撃が目立つ。

　4R、サオワラックはボディを狙う。伊藤は距離で外すと、サオワラックはジャブを連続で放ち距離を詰める。ワンツーの伊藤。打ち終わりに左を当てるサオワラック。伊藤は右から左を的確にヒット。サオワラックは右をかぶせるが、決定打にはならず。

勝ち名乗りを受ける伊藤

　5R、伊藤は左ジャブをヒット。右ボディ、左フックを顔面に打ちわけ、ペースをつかむ。伊藤の右ストレートで上がるサオワラック。このラウンドも伊藤が優位に試合を進めた。

　6R、強い左ストレートを放つ伊藤。ワンツーフックでサオワラックを追い込む。クリンチに逃げるサオワラック。伊藤は右をヒット。リズムに乗り、ワンツースリーとロープ際へ追い込んだ。判定は3-0（59-55、60-54×2）で伊藤。プロデビュー戦を勝利で飾った。

※全試合結果はこちら

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