ユーリ阿久井がV2達成、タフなタナンチャイとの打ち合い制す「もっと練習する」統一戦線へ
10月13日(日)東京・有明アリーナにて開催されたプロボクシング『Prime Video Boxing 10』の[WBA世界フライ級(50.80kg)タイトルマッチ 12回戦]では、同級王者のユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)が、同級8位のタナンチャイ・チャルンパック(24=タイ)判定2-1(115-113、113-115、117-111)で勝利、V2成功した。
阿久井は「完勝じゃない、もっと練習します」と更なる強さに磨きをかけるとした。
阿久井は今年1月、長期政権のアルテム・ダラキアンから王座を奪い、5月には桑原拓の挑戦を退け、今回のV2戦。戦績は20勝(11KO)2敗1分で、直近の4試合は判定勝ちだが、11KOのうち9試合が初回KO。右ストレートを得意とする。
対するタナンチャイは今年8月に畑中建人からWBOアジアパシフィック王座を奪い取っている。戦績は25勝(15KO)1敗、現在24連勝で、こちらも右ストレートが得意技だ。
試合は阿久井がガードを固め前進しジャブ、ボディジャブ。タナンチャイはステップし、時折右カウンターを入れるが、阿久井のパワフルなジャブ、右ストレートの有効打が勝り、ペースを握る。
しかし4Rになると、タナンチャイのコンビネーションが増えてゆき、接近戦では相打ちの場面も。6Rには阿久井もギアを上げてゆき、ユーリの左フック、ボディも当たり始める。
後半もタナンチャイの足は止まらず、10Rにはタナンチャイが上下のコンビネーションで前に出て、阿久井が下がり防戦気味に。
最後の2Rは阿久井の右ストレート、左フックが入る場面が目立つも、タナンチャイも細かいフックアッパーを当ててゆき、最後までペースは変わらなかった。
判定は2-1で阿久井が辛勝。打たれ強いタナンチャイを相手にV2を成功させた。
阿久井はマイクで「勝ったと言っても完勝じゃない、強い相手だった」と反省、更に「心の中で自分が言っているのは、練習をしろと言っているので練習します」とストイックに更なる強さを求めたいとした。
興行のセミファイナルでは、元ライトフライ級統一王者・寺地拳四朗が階級アップのフライ級戦、更にWBOでは帝拳がプロモートするアンソニー・オラアスクアガが王者になるなど、統一戦の機運も高まる。
阿久井は以前のインタビューで「勝っていけばチャンスはある」としており、今回の防衛でベルトの価値を上げたか。
▶次ページは【フォト】ユーリのパンチが顔面ボディへと食い込む瞬間
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