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比嘉大吾、またしてもドロー!王者バルガスとダウン応酬の激闘も、”悲願の”王座奪取ならず

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2025/07/30(水)UP

比嘉(右)とバルガス(左)は引き分け、王座は動かず

 7月30日、神奈川・横浜BUNTAIで開催された『U-NEXT BOXING.3』の[WBA世界バンタム級タイトルマッチ]では、同級王者アントニオ・バルガス(28=米国)が、挑戦者・比嘉大吾(29=志成)と引き分け(113-113×3)で防衛に成功した。比嘉は4R、王者は12Rと互いにダウンを奪い合う激闘となり、比嘉は今年2月の堤聖也戦に続き、2戦連続のドローとなった。

【フォト&動画】ダウン応酬の大激闘!4Rにバルガス、最終Rに比嘉が倒れる瞬間

 試合は互いに慎重な立ち上がりを見せた。

前に出て連打を見せる比嘉

 4R、バルガスがギアを上げて細かい連打で攻めるも、比嘉の強烈な左フックのカウンターが炸裂し、バルガスがダウン。
 立ち上がったバルガスは同じペースで詰めて連打を見せ、ダメージを感じさせない動きを見せた。

 その後も比嘉は強烈な左ボディを入れ続けたが、バルガスも引かずに細かい左を返していく。

 中盤の7Rに入ると、バルガスが前進し、素早い連打を止めない。比嘉の左アッパーやフックは空振りする場面も目立った。
 しかし、9Rには比嘉も前に出て、パワフルなフックの連打。バルガスも応戦したが、クリンチの回数が増える。

バルガスの強烈なパンチ

 そして最終12R、ラスト40秒でバルガスの連打が決まり、比嘉がヒザをついてダウン。
 終盤はクリンチに逃れる比嘉に対し、バルガスがまとめにかかる。

 判定は3者ともに113-113のドロー。比嘉は2月の堤聖也戦に続き、再び引き分けとなり、悲願の王座奪取はならなかった。

 初防衛に成功したバルガスは「比嘉選手はとてもタフで、とても厳しい試合だった」とコメント。続けて「思ったような結果ではなかったので、もし比嘉選手とリマッチできるなら、それも素晴らしいと思う」とリマッチも良しとする。

 最後にWBA同級休養王者の堤聖也がリングに上がり「同じベルトが2個ある。もう一個作られてて、奇妙なことが続いてる。僕が本物なんで、しっかり次わからせようと思います」と宣戦布告。現在WBAバンタム級にはもう一人、暫定王者としてノニト・ドネアが座している。
 バルガスも「もちろんだ。ベルトが多くあるのはおかしなことなので、まずは1つにまとめよう」と応じた。

休養王者・堤がバルガスに宣戦布告

 王者バルガスは、リオ五輪に米国代表として出場。昨年12月にWBAバンタム級暫定王座を獲得し、ここ2戦ではダウンを奪われながらも倒し返してKO勝利を収めている激闘型のファイター。
 今年5月、正規王者・堤聖也が目の手術により休養王者となったことで、正規王者に昇格した。試合前の戦績は19勝(11KO)1敗1無効試合(NC)。

 挑戦者・比嘉は今回で3度目の世界王座挑戦。元WBC世界フライ級王者で、昨年9月にはWBO世界王者・武居由樹に挑むも判定負け。
 今年2月には当時のWBA正規王者・堤に挑戦し、9Rに互いにダウンを奪い合う激闘の末、ドローに終わっている。
 18年4月の王座陥落以来、7年3カ月ぶりとなる世界王座返り咲きと2階級制覇を目指していた。試合前の戦績は21勝(19KO)3敗2分。

※全試合結果はこちら

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