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【ボクシング】2日後に迫るネリ戦、山中慎介「悔しい思いをぶつけるだけ」

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2018/02/27(火)UP

調印式で王者ネリ(左)とリベンジを狙う山中(右)

 31日(木)東京・両国国技館で行われる前WBC世界バンタム級王者・山中慎介35=帝拳)vs現王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)、IBF世界スーパーバンタム級王者・岩佐亮佑(28=セレス)vsエルネスト・サウロン(28=フィリピン)のダブル世界戦の調印式が27日、都内ホテルにて行われた。

 山中は昨年8月、ネリに4TKOで敗れ、王座陥落。その後、ネリはドーピング検査で薬物疑惑が発覚したがWBCは不問とし、山中との指名試合を義務付けてのダイレクトリマッチとなった。

 調印式後の会見でネリは「体重もしっかり調整してきた。フィジカル面、メンタル面ともパーフェクト。試合まであと2日、前回の試合を払拭するために必ず勝利したい」と、ドーピングで勝ったという疑惑を晴らしたいとした。

向かい合いお互い闘志を燃やすネリと山中

 山中は試合への意気込みについて「コンディションはいい。あのままでは終われない。この調印式で僕の前にベルトがなくてネリの前にあるというのがとても嫌な気持ち。絶対に取り返したい。負けてから本当に悔しい思いをしてきた。悔しい思いを明後日のリングでぶつけるだけ」とこの試合へかける気持ちの強さが伝わってくる。

 ネリはコンディションについて「コンディションは前回より良い、パワーでもメンタル面でも強くなっている。KOを狙う。チャンピオンとしてではなく挑戦者としての気持ちで挑む。ベルトはメキシコに持って帰る。前回の試合、山中選手は非常に強打を持っていたが私はそれに耐えた。今回はガードを高く上げて決して油断せず、そういった瞬間を持たないということ。山中は35歳、試合が長くなれば、彼にとって不利になると思う」とKO宣言。

岩佐(左)とサウロン

 一方山中は、同じく会見に出席した岩佐が山中がKO勝ちをする夢を見たことについて「その夢を正夢にしたいと思います」と同じくKOを目指すとした。

 その岩佐は、昨年9月に小國以載から6回TKO勝ちで新王者となり今回が初防衛戦。「自分らしく、自分のボクシングを徹底して勝ちたい」と意気込んだ。

 IBF13位の挑戦者サウロンは大勢のメディアを前に緊張した様子で「今回日本で戦えることを非常に感謝している。勝って帰りたい」とコメントした。

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