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【RIZIN】堀口恭司、マッコールとの元UFC対決は「全部自分の主導権でやる」

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2018/04/20(金)UP

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横蹴りと廻し蹴りの中間のような軌道を描く堀口の蹴り

 5月6日(日)マリンメッセ福岡で開催される『RIZIN.10』のメインイベントで、イアン・マッコール(アメリカ)と対戦する堀口恭司(アメリカン・トップチーム)が4月20日(金)都内にて公開練習を行った。

 昨年大みそかのRIZINバンタム級トーナメントを制し、王者に輝いた堀口は元UFCトップファイターのイアン・マッコール(33=アメリカ)と対戦する。イアンも同トーナメントに出場し優勝候補の1人と目されていたが、2回戦でマネル・ケイプのヒザ蹴りで流血し、無念のTKO負けを喫した。

 マッコールはレスリング、ブラジリアン柔術(紫帯)、カンフー(黒帯)出身で、UFCでは史上最多防衛記録を更新中(現在11度)のUFCフライ級王者デメトリアス・ジョンソンと唯一引き分けた男。堀口も2015年4月にジョンソンの王座に挑戦したことがあり、世界トップクラスの実力者同士の対戦となる。

「昨日帰国したばかりで身体がまだ重い。時差ボケなので、時差を戻すのに1週間かかりますね」という堀口だが、公開練習では軽快なフットワークからパンチ、サイドキックを繰り出す動きを見せた。

 試合は昨年大みそか以来となるが「いつも通りに普通に毎日練習していました。日々自分の足りない部分の強化とマッコール対策を練って来ました」と言い、「マッコールはレスリングが強いのでその対策を練って来ました。普段から全体的に練習をしていますが、相手の得意な入り方=ダブルレッグ(両足タックル)のディフェンスを磨いてきました。それと打撃と、寝技に持っていった時の対処を練習してきました」と話す。

 4月4日にはぎっくり腰になったことをSNSで伝えていたが「全然もう大丈夫。日本にいる時はならなかったんですが、アメリカにはあまり整体院がないのでケアが出来なくてグキッとなってしまったんです。マッサージだけだとどうしても治せない部分があります」と、すでに回復していると笑った。

 これから試合までは「空手道場で調整していく」と堀口。「アメリカでは空手が出来ないので、思い出しながら調整して試合に向けて作っていく感じです。試合前なので確認というか、(空手の動きを)思い出す感じですね。ズレている部分があるので、自分では直せないところを先生に見て指摘してもらいアジャストしていくんです」と、ベースである空手の動きを正しく整える作業をしていく。

 マッコールは前回のRIZINで1分46秒しか試合をしておらず、それ以前だと2015年1月までさかのぼる。どれだけレベルアップして変わっているかは「ちょっと気になる」という堀口だが、「寝技に持っていかれる前に打撃でKOしたい。寝技になるにしても自分が持っていく。全部自分の主導権でやるのが一番いい流れですよね」と、全局面で主導権を握る試合にしたいという。

「年末にチャンピオンになって変わったところは…何もないですね(笑)。チャンピオンになったからといって、常に挑戦する気持ちは忘れません」と、挑む姿勢は変わらないと語った。

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