【K-1】野杁正明がスタイル改造中「今までに無いくらい強い僕が見せられる」
6月17日(日)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナにて開催の『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第2代フェザー級王座決定トーナメント~』に出場する、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者・野杁正明(24=K-1 GYM EBISU FREE HAWK)が、5月14日(月)都内所属ジムにて公開練習を行った。
野杁はスーパーファイト(ワンマッチ)で、ISKA -65kgヨーロッパ王者ヴィンセント・フォシアーニ(29=ドイツ/Muay Thai Gym Mendez)と対戦する。
公開練習で各2分のシャドーとミット打ちを披露した野杁。軽快な動きで以前よりもスピードが増したようなパンチを放ち、ミットでは蹴りでジム内に快音を響かせた。
「今、新しいことに挑戦していて、新しい戦い方やスタイルを勉強している最中です。日を重ねる毎に自分が強くなっているので試合が楽しみですね。新しいトレーナーに来てもらって、自分が考えていたことにプラスアルファで教えてくださって、納得することだらけです。新しいスタイルを作っているところです」と、ニュースタイルへの改造に取り組んでいるのだという。
「一番は構えが変わりました。構え方が変わることでパンチの打ち方やスタイルが変わりましたね。今までに無いくらい強い僕が見せられると思います。(公開練習で見せたのは)まだまだあんなものじゃないです。スピードが増したし、威力が上がったと実感できています。これを振り切った状態で試合に出せるのかが楽しみ」と、自信満々に言い放った。
元々、キックボクサーとしての完成度が高く、技術レベルも世界トップの野杁がなぜスタイルを変える必要があるのか。その問いに野杁は次のように答えた。
「まだまだ強くなれると思ったからです。こんなところで満足はしていません。K-1のベルトを獲るまではベルトがゴールだと思っていましたが、僕は最強王者でないといけないと思うし。まだまだノビシロがある。なるべく強いと思われたい、もっと強くなりたいという純粋な気持ちからです。でも今でも自分なりに考えて追い込みをしたり練習したりしています。それをやめたわけではなく、プラスアルファでやっているので不安要素はないですね」
ただし、現状としては「まだ全然で、2割も出来ていません」と完成度は低いのだという。
「疲労が溜まると動きが落ちて来ますからね。試合に向けて調整・回復してリミッターを外して戦えるのが楽しみ。試合までにどこまで100に近づけられるか分からないですけれど、トレーナーには試合まで1カ月もあれば大丈夫だと言われています。今は勉強中。試合までに少しでも100に近づけたいですね」
カード発表記者会見では、フォシアーニには楽勝と言わんばかりだったが、「弱い相手ではないと思うし、K-1に出てくる選手に弱い相手はいません。気を抜いているわけではありませんが、終わってみれば野杁の相手じゃなかったと思ってもらえるように仕上がっています。僕の圧勝で終わらせたい」と、相手をナメているのではなく強くなった自分を見せたいと話した。
そして、「トーナメントは(同門の小澤)海斗が優勝してくれると思う。僕は圧勝して、決勝戦はセコンドに就くと約束しているので、6月17日は必ず僕と海斗の日にしたい」と宣言した。
また、今後のことを聞かれた野杁は「複数階級制覇が流行っていますよね。僕もいずれはやりたいけれど、とりあえずは65kgで倒さないといけない選手、あの選手とやって欲しいとの声もあるので、片っ端から潰して“65kg最強”の称号を得てから2~3階級制覇をやってもいいのかなって思いますね」と、完全に敵がいなくなった状態で複数階級制覇に挑みたいと語った。
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