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"ブッカーK"としてPRIDEやK-1に多くの外国人強豪選手たちをブッキング、 ヴァンダレイ・シウバを始めとして未知の強豪たちを発掘してきた川崎浩市が、独自の視点で格闘技界・選手たちの裏話を綴っていくコラム。

【連載】ブッカーKの格闘技の裏側 第7回 TUFとはひと味違うBellatorのリアリティーショー

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▲かつてDREAMで山本“KID”徳郁と戦ったジョー・ウォーレン(右)もコーチ役で出演

■Bellator MMAが独自リアリティーショー番組を放送開始

 アメリカの総合格闘技大会「Bellator MMA」(べラトール)が6月19日から放送を始めた『FIGHT MASTER』は新しい形のリアリティーショーだ。

 UFCの今の人気はリアリティーショー番組『THE ULTIMATE FIGHTER』(TUF)で火がついたと言う人たちが多いが、そう単純な事では無い。Zuffa社はTUFを始める前から何年も大会を継続的にやってきて地盤を作ったところにその成功があったことと、TUFを始めるにあたり資金調達を行う事が出来たからこそあれだけの番組を作る事が出来たわけだ。

 現在のBellator MMAはアメリカのケーブルTV、Spikeの親会社であるバイアコム社が買収し、名前もBellator Fighting ChanpionshipからBellator MMAに変更された。

『FIGHT MASTER』はBellator MMA.96の中継と同じ日に放送を始めた。これなら視聴者はそのまま続けて第一回放送を見る確率は高いだろう。番組の内容がこれまでのアメリカン・アイドルやTUF等が行って来たリアリティーショーとは趣向を変えていて、私にはそれが面白かった。

 日本ではTUFを登竜門などと表現したりするところもあるが、参加選手は皆それなりに戦歴を持った選手たちだ。TUF参加選手たちはまず、大会に合わせたスケジュールでオーディションの様な形で大勢が申し込み、その中から絞り込まれた人間同士がシリーズの第一回で戦い勝者が残り、敗者は去るというものだ。

 そして勝ち残った選手たちを二人のコーチがピックアップして二つのチームに振り分けられ、切磋琢磨するヒューマンドラマを見せながら試合を重ねて行き、UFCとの契約を勝ち取ることがゴールである。
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ブッカーKの格闘技の裏側 第7回 内容
■Bellator MMAが独自リアリティーショー番組を放送開始
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■FIGHT MASTERとTUFの違いとは?

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