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 7月31日(土)東京・後楽園ホールで開催されるKGS『RISE 68』にて、RISEライト級暫定3位・巨輝(TARGET)との対戦が決定した渡辺。5・2『K-1 WORLD MAX』ライト級(-63kg)トーナメント開幕戦に出場し、石川直生の上手さに敗北を喫した悔しさをバネに、“63kg級の秘密兵器”とも言われる巨輝を倒して再びK-1参戦に名乗りを上げるつもりだ。今回は渡辺の独特な格闘技理論も聞いてみた。(2010年7月26日UP)

PROFILE
渡辺理想
(わたなべ・ゆうと)
1983年12月28日、青森県八戸市出身
身長170cm、体重70kg
第9回全世界空手道選手権大会出場
第24回全日本ウェイト制大会中量級準優勝
全日本青少年三連覇
2004年東北大会優勝
2005年全日本ウェイト制ベスト8
RISEライト級暫定5位
極真会館所属

■空手キラーを名乗らせるのは絶対に阻止しないといけません

ーー7・31『RISE 68』では巨輝(TARGET)選手との対戦が決まりました。

「強敵なので厳しい闘いになると思っています。でも勝つ自信はあるし、絶対に勝ちます。だいぶ気合いは入っていますね。5月の小宮山選手(大介=1R終了時TKO勝ち)戦も会場で見ていました。スピードは僕の方があると思うので、スピードでかき回したいです」

ーー相手は“空手キラー”ですね。

「まだ1人しかやられていないじゃないですか(笑)。僕も負けたら空手キラーを名乗らせてしまうことになりますね。それは絶対に阻止しないといけません。

 僕も5月の試合よりだいぶ成長している姿を見せられると思います。日に日に成長しています。K-1に出ている選手はみんな大体完成されているじゃないですか。でも自分はまだまだ伸びていると思うので、大丈夫です。勝ちます。勝ち続けて、来年はK-1で頂点をとれるように頑張ります」

ーー渡辺選手は5月2日に東京・JCBホールで開催された『K-1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament 1st ROUND』にて、石川直生(青春塾)選手と対戦しましたが、まずはその感想を。

「悔しいです。とにかく悔しかったですね。もっと行けばよかったんですが、お互いに警戒した展開で、警戒している内に怪我をしてしまい、前に出たくても行けなくなってしまいました。3Rにパンチで倒しに行ったんですが、右のパンチしか打てなくて、効かせるまでは出来たんですが倒すことは出来ませんでした」

ーー石川選手というキックボクシングのベテラン選手にはどんな印象を受けましたか?

「上手かったです。微妙にはぐらかされてしまいました。もっと蹴りたかったんですが、蹴ろうとしても退かれてしまい、蹴らせてもらえませんでしたね。研究されていたかもしれません。見ている方は多分、歯がゆい感じになっていたと思います」

ーーそれがキャリアの差?

「モロに出ましたね。キャリアの差が出たと自分でも思っています。最初からパンチで行けばよかったのかもしれませんが、そこもパッと切り替えられなかったところに自分のキャリア不足を痛感しました。でも、凄くいい経験が出来ましたね。1試合1試合、自分が成長していることを感じているので、まだまだノビシロがあると思っています。8戦目で石川選手と闘えて、次にまたステップアップすることが出来ると思うので、負けたことは悔しいですが勉強になったのでよかったです」

ーー7月5日に行われた決勝トーナメントはご覧になりましたか?

「見ました。内容的には面白かったかもしれませんが、自分の感情的には面白くなかったです(笑)。あの舞台に自分が立っていないことが悔しくて悔しくて ・・・

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