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 12月31日(金)さいたまスーパーアリーナ で開催される『Dynamite!!~勇気のチカラ2010~』にて、総合格闘技DREAMライトヘビー級チャンピオンのゲガール・ムサシ(オランダ)と K-1ルールで対戦する京太郎。一昨年のDynamite!!で武蔵をK-1ルールでKOした相手との闘い、両団体の王者対決ということで京太郎は必勝を誓う。(2010年12月27日up)

PROFILE
京太郎
(きょうたろう)
1986年6月23日、大阪府出身
2006年5月17日、J-NETWORKで狂太郎レンジャーのリングネームでプロデビュー
2007年2月25日、K-1 JAPAN TRYOUTに合格
同年5月3日、第18回全日本新空手選手権重量級で優勝
同年8月16日、強太郎レンジャーに改名し、K-1 YOUNG JAPAN GPで優勝
2008年4月13日、前田慶次郎に改名し、K-1でマイティ・モーに判定勝ち
同年6月29日、K-1 JAPAN GPの1回戦で武蔵に勝利、決勝ではエヴェルトン・テイシェイラに敗れ準優勝。これが初黒星となった
2009年3月28日、トーナメントを制して第2代K-1ヘビー級王座に就く。日本人初となるK-1重量級世界王者となった
同年8月11日、本名の京太郎に改名し、ヤン・ソウクップにKO勝ち
同年9月26日、初出場となったK-1ワールドGPでルスラン・カラエフに判定負けで1回戦敗退
2010年4月3日、ピーター・アーツをKOしてK-1ヘビー級王座に初防衛に成功
同年10月2日、K-1ワールドGP開幕戦でジェロム・レ・バンナの試合放棄により勝利
同年12月11日、K-1ワールドGPで初のベスト8進出を果たしたが、セーム・シュルトに敗れた
身長183cm、体重99kg
チームドラゴン所属

■K-1の選手はいろいろ考えて打って来るけれど、
総合の選手はあまり考えずに打って来る

ーー今回、大みそか『Dynamite!!』には初出場ですが、今までこの大みそかの舞台をどうご覧になっていましたか?

「日本における格闘技イベントの中で、最大のイベントがDynamite!!だと思っていました。僕も出場したい気持ちは当然ありましたが、去年の僕にはまだ出場する資格はないと思っていたんです。でも今年はK-1ワールドGPのベスト8ファイターがみ んな怪我をしていたので、チャンスがあれば僕でも出られるんじゃないかという気持ちはありました。だから会長(前田憲作)から電話があった時に“もしかしたら……”と思ったんですが、やはりオファーの知らせでしたね」

ーー12月11日にK-1ワールドGPでセーム・シュルトと対戦(判定負け)したばかりですが、コンディションは問題ありませんか?

「最初は契約体重だと言われていたんですが、それがなくなったのでありがたいです。身体が軽いので全然問題ないですね」

ーー練習もK-1ワールドGPが終わってからすぐに再開されていたそうですね。

「はい。土曜日に試合があって、火曜日にはもう練習していました。所どころ打撲はありましたが、コンディションは悪くなかったし、全く問題はありませんでした」

ーーすぐに練習を再開されたのは、大みそか出撃があるかもしれないとの予感があったからですか?

「そうです。その時はまだ話もなかったんですが、あるかもしれないので練習をスタートさせました。試合が終わると1回練習が途切れるから、また練習を再開した時にしんどいんだなって。続けてやれば案外と出来るんだなって思いました」

ーー対戦相手が総合格闘技DREAMのライトヘビー級チャンピオン、ゲガール・ムサシだと聞かされた時はどう思いました?

「会長から電話をもらった時に“2時間以内にやるかやらないかを決めろ”と言われたんですよ(笑)。 相当悩みましたけれど、格闘家として生まれたわけだし、武蔵さんが負けている相手じゃないですか(2008年12月31日のDynamite!!)。K- 1の威厳を保つためにも出るしかないと決めました。試合は出られる時に出た方がいいと思っています」

ーー大みそかのK-1対DREAMと言うと、2年前の悲劇を思い出します(2008年のDynamite!!でK-1ファイター3人がDREAMファイターにいずれも1RでKO負けした)。

「あの時、僕はテレビで見ていました。武蔵さんがムサシ選手に負けて“ムサシは強いな”と思ったイメージがあります。総合ではメッチャ強い選手だし、当て勘がある人なので油断は出来ないです」

ーー総合での試合もご覧になっていたんですか?

「はい、何試合か見ていました。僕が凄いなと思ったのはデニス・カーンとやった試合(2008年4月29日、DREAM.2)です。ヤバイなって思った瞬間、三角絞めを極めて勝ったので器用な選手だなって思いました。

PRIDEから出ていたのにまだ若いし、DREAMで2階級制覇を達成しているので、凄く強い選手ですよね。でも、僕もK-1のチャンピオンです。チャン ピオン対決というのもありますし、K-1のルールで僕が負けるわけにはいかないので、気を引き締めて行きたいです」

ーーPRIDEも見ていたんですか?

「僕、格闘技が好きなので何でも見るんです。勉強になりますしね」

ーーK-1ルールで戦う上で、K-1ファイターと総合の選手の違いはありますか?

「総合の選手はタックルもあるし、距離感が凄くいいと思います。けっこう踏み込みも速いし、パンチを思い切り打ってきますよね。K-1の選手はいろいろ考えて打って来るんですけれど、総合の選手はあまり考えずに打って来るので思い切りがいい。だから一発はあると思います。

でも、技術的な部分ではK-1の選手は負けていないと思う。僕には何種類ものカウンターがあるし、蹴りもある。負けるわけにはいかないし、間違いなく負けないと思います」

ーーよく打撃系の選手から、総合の選手はリズムが違うのでやりにくい、と聞きます。

「僕もやりにくいと思います。リズムが全然違いますし、パンチも伸びるでしょうし。でも、それは集中して気を引き締めて行けば問題ないと思っています。それも予測済みです。それくらい集中して行けば問題ないと思います」

ーーでは、2年前にK-1ファイターたちが惨敗したのはなぜだと思っていますか?

「僕の考えでは ・・・

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