7月9日(土)東 京・新宿FACEで開催される『女子総合格闘技ジュエルス 15th RING』にて、長野美香(CORE)と対戦する藤井惠(AACC)。アメリカ合衆国の総合格闘技イベント「Bellator(ベラトール)」での戦いを 経て、約2年ぶりにホームリング復帰戦を迎える。未だに女子格闘技でトップにい続けられる理由、日本人選手に対しての思い、様々なことを語った。 (2011年7月8日UP)
PROFILE |
■3年半前に対戦した長野と今の長野の違い
――試合が近づいてきました。今のコンディションはいかがですか?
「先週まで全然疲れが取れず、大変でした。週末に休んだら筋肉の強張りもなくなってきて、体の状態的にはいい感じで仕上がっています」
――今回の試合に向けて特に気を遣って練習していることはありますか。
「特に、というのはないですね。いつもやっている練習メニューで細かく、より精密に動けることを意識してやっています。試合を想定して総合のスパーリングを増やしたりするぐらいです」
――2007年12月26日「スマックガール」のリングで対戦して以来、長野選手との再戦が決まりました。長野選手のデビュー戦の相手が藤井選手だったわけですが、長野選手の当時の印象はどうでしたか?
「レスリングを中京大でやられていて、もちろんフィジカル、メンタル面も強いでしょうし、タックルもうまいだろうなと試合前は思っていたので、そういうことを想定しながら練習していました」
――実際に試合をしたときの印象はどうでしたか?
「すぐにグラウンドの展開になったので、長野さんが得意な組んでからのテイクダウン、タックルを体験出来ませんでした。私が三角絞めを極めたときに全然タップしなかったので、凄く負けん気が強いなという印象を受けました」
――最近の長野選手についてはどのように評価していますか。
「常に一本を取りに行く姿勢で、なおかつしっかり一本が取れて試合を終わらせている部分を見ると、自分のスタイルが出来ています。KO出来る、倒せる、極められる選手というのは、一瞬の隙を突いてくるので、そういう意味では気を抜けないなというのはあります」
――このタイミングで長野選手と対戦することは予想通りでしたか?
「私 は全然考えていませんでした。私は夏ぐらいに試合をさせてもらえればという話しかしていませんでしたし、そのときも対戦相手のことを特に言われませんでし た。長野さんとの試合のお話をいただいたときも特にビックリはしませんでしたね。いつも長野さんは対戦したい相手として私の名前を出してくれていて、今回 の話が出たときに『いいタイミングかな』と思って、やらせてもらうことにしました」
――長野選手は腕十字で一本を取る試合が続いていますが、その面で脅威を感じることはありますか?
「得意な形に入られたら危ないなとは思っています。自分も同じように得意な形を持っているので、油断しなければ大丈夫かなとは思いますが ・・・
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