2月12日(日)東京・ディファ有明で開催される『THE OUTSIDER 第20戦』の第4試合に出場する久保昌弘。第14試合に出場する久保和弘の実兄であり、兄弟揃ってアウトサイダーに出場するのは初のこと。アウトサイダー参戦後には、フランス外人部隊の入隊試験を受けるという初参戦ファイターを直撃した。(2012年2月7日UP)
PROFILE |
■自衛隊ではなく、フランス外人部隊に入隊したい意外な理由
――アウトサイダーのHPに掲載された久保選手のプロフィール写真を拝見しましたが、牛を担いでいますね。
「あれは自分の家の牛です。実家が農家で、ああいうふうに担がないといけないときもあるんです。さすがに裸では担ぎませんが、あの牛で50kgを越えるぐらいの重さがありますよ」
――そうなんですね。本物の牛とは驚きです。今回アウトサイダー出場を決めた動機から教えて下さい。
「弟の久保和弘(第14試合に出場)が出ることがまず1つ。そして、以前からアウトサイダーに興味があって、今年4月にフランス外人部隊の入隊試験を受けようと思っているので、その前にアウトサイダーに出てみようと思いました」
――日本人なのに、なぜフランス外人部隊なんですか。
「思いつきですね。何となくフランス外人部隊の存在は知っていたのですが、急に行きたくなっちゃって入隊して辛い思いをしたいと思いました。自衛隊だと自分には刺青が入っているので入れないんですよね。行くならフランス外人部隊だなと」
――フランス外人部隊に一番魅力を感じた部分はどこですか。
「戦争に行けることです。自衛隊だと、建前上イラクに行っても交戦はしていませんが、フランス外人部隊に入ると戦争しに行くという名目で外国に行くところが魅力的です」
――そんなに戦争が好きなんですか!?
「やってみたいなとは思いますね。自分みたいな人間は珍しいんですかね? 結構周りにはオレみたいな人はいると思いますよ。元傭兵の高部正樹さん(高校卒業後、航空自衛隊に入隊。ケガによる除隊後は傭兵としてアフガニスタンに渡り、ソ連軍と戦う。その後も世界各国の紛争地に赴き、本物の戦場を知る数少ない日本人の1人として、その活躍ぶりは数多くのメディアで紹介された)みたいな人もいるぐらいですから。自分が初めてのケースではないと思いますよ」
――そういうところに入隊したいと思うようなきっかけは何かありましたか?
「映画の影響とかも多少あると思いますけど、高校卒業後にフランス外人部隊というのがあると聞いていて、あんまり気に留めていなかったんですけど、歳をとったら自由が利かなくなるので、それでやりたくなりました」
――フランス外人部隊の試験にはどういうものがあるんでしょうか。
「体力検査と簡単な筆記試験だと聞いています。フランス大使館に問い合わせたら、試験は全部日本語でやるみたいで、フランス語の技能は特には必要ないとのことでした。今までに日本人だと20人ぐらいは試験を受けた人がいるとも聞いています」
――戦地に行くことに怖さはないですか。
「いざ戦争に行くと ・・・
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