2月18日(土)東京・後楽園ホールで開催されるNJKF『KICK TO THE FUTURE 1』で、元ルンピニースタジアム&WMCバンタム級王者デンサイアム・ルークプラバーツ(タイ)との対戦が決定した大和。昨年10月にジョムトーン・チューワッタナに敗れており、ムエタイ戦士との連戦となる。K-1ルールではなく、ムエタイルールの試合を続ける大和の真意は?(2012年2月11日 UP)
PROFILE |
■今の僕の中では、ヒジありで上に行きたいという意識が強い
ーー今回デンサイアムとの再戦になりましたが、これはどういう経緯で決まったのですか?
「連盟側と誰とやりたいかという話になって、僕はムエタイルールでやりたかったので『ヒジありなら誰でもいいです』と答えたところ、デンサイアムの名前が上がってきたので会長と相談して決めました」
ーーデンサイアムとは2009年10月に対戦(大和20戦目)し、判定負けに終わっています。借りを返したいという気持ちがあったんですか?
「借りを返すというより、恩返しをしないといけないな、と。おかげでこんなに強くなれましたという恩返しです。向こうは僕に1回勝っているのだから、僕と再戦するメリットはないじゃないですか。
それでも受けてくれたので、3年前の恩返しをしたいですね。あの敗戦があったから今の自分がいるってところを見せたいです」
ーーデンサイアムの印象は?
「上手かったし、蹴りが強かったし、フィジカルも強かったですね。強い選手だとは思いますが、そう思ったのは3年前のことです。またデンサイアムと向き合ってみて今の自分がどう思うのか、それが楽しみ。強いことに変わりはないと思いますが、8月にロスで戦ったコーク・チュナワットも強かったので、どういう違いがあるのかなって思います」
ーーなるほど。ムエタイルールでやりたかったのはなぜですか?
「今の僕の中では、ヒジありで上に行きたいという意識が強いんです。WBCムエタイの世界タイトルが獲りたいんですよ。だから今は、まずインターナショナルタイトルを獲って世界タイトルを狙いたいと思っています」
ーーと言うことは、K-1ルールの試合はしばらく封印ですか?
「オファーをいただければやることもありますが、自分の気持ちの中ではWBCムエタイ世界タイトルにつながる試合をメインでやっていきたいんです」
ーー日本人選手はまだWBCムエタイ世界チャンピオンになっていませんね。
「世界のベルトを僕が最初に獲りたいです」
ーーヒジありでやりたいというのは、昨年10月にジョムトーンに敗れたことも影響しているんですか?
「ジョムトーンにはやられましたからね。彼は今後、階級を上げてくると思うので(大和はスーパーライト級、ジョムトーンはスーパーフェザー級)その時は絶対にリベンジしたいです。あの試合、自分では凄くボコボコにされたイメージがあったんですが、映像を見たら思ったよりも攻防になっていましたね。相手の方がテクニックがあっていなされた感じでしたが。映像を見て“あっ、いけるな”と思ったし、絶対に追いつけるし倒すチャンスもあると思いました。
ジョムトーン戦の後、12月にKrushのタイトルに挑んでああいう形(最終回残り7秒でダウンを奪われての判定負け)で梶原(龍児)選手に負けて、ヒジありに専念しようという気持ちが強くなりました」
ーーKrushで敗れて、K-1ルールが自分に合わないと思ったとか?
「ジョムトーン戦と梶原戦の2試合が終わった後に会長と『やはり両方とも同時にやるのは厳しいぞ』という話になりました。ムエタイルールに行くヤツはムエタイルールをやるし、K-1ルールをやるヤツはK-1ルールしかやらないぞ、と。ヒジがある・なしで全然違いますからね。どっちかに絞った方がいいぞと言われて。 ・・・
※この記事は会員専用です。会員登録すると続きが読めます。
===================================
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!