岡見勇信と共にいち早くUFCで戦い、逆輸入メジャーリーガーとしてDREAMにも参戦した弘中。海外での試合経験も豊富な弘中がUFC参戦やアメリカでの練習で感じていたものは何か? また弘中が考える通常の大会とは違う日本大会ならではの見所とはどこか?(2012年2月14日UP)
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■アメリカ人が大事にしている意外なテクニック
ーー弘中選手は2006年10月から2008年4月までUFCで試合を続けてきましたが、UFC参戦当初はどのくらいUFC対策を練っていたんですか?
「ヒジ打ちの練習をしたくらいですかね。僕は2006年4月にハワイのランブル・オン・ザ・ロックで初めて金網で試合をして、そこでシャルート(へナート・ヴェリッシモ)に勝ってUFCと契約したんですね。あの試合で上手く勝つことが出来たので、振り返ってみると、あまり金網の対策などは考えていなかったです。実際にUFCで戦うまでは、UFCの戦い方がどういうものか。現実味がなかったかもしれません」
ーーではUFCデビューとなったジョン・フィッチ戦で気づかされることが多かった、と。
「はい。ヒジ打ちはもちろんですけど、金網に押し込まれて固定されたり、リングと金網の違いを強く感じました」
ーー続くフォレスト・ペッツ戦では判定勝利を収めることになりますが、フィッチ戦を踏まえてどういった対策を練ったのですか?
「まずはしっかりテイクダウンしてグラウンドでトップポジションを取る。安易に打ち合わない。その2つを頭に入れて戦って、それが結果につながったと思います」
ーー今でこそUFCの判定基準やポイントの取り方が浸透してきましたが、弘中選手がUFCに参戦していた時期は、まだそこが曖昧だった部分もありますよね。
「今でこそ整備されていますけど、当時はそれほどではなかったように思います。今の時代で勝ちになる試合でも、僕の時代だったらどうなんだろうという試合もあるし、やっぱりアウェーで戦ってきたという印象はありましたよ」
ーー弘中選手はアメリカで練習した時期もあるんですか
「はい。フィッチに負けた後、約1カ月間、フィッチのいるAKA(アメリカン・キックボクシング・アカデミー)で練習させてもらいました」 ・・・
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