6月15日(金)東京・後楽園ホールで開催される『DEEP 58 IMPACT』にて、北岡悟(LOTUS)との日本人ビッグネーム対決を迎える菊野。打撃vs寝技の図式となるこの試合に、菊野はいかにして臨むつもりなのか。そして、新たに取り入れた空手の源流・泊手(とまりて)とは何か?(取材日:2012年5月16日)
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■第1章 北岡に勝つための材料は持っている
ーー北岡戦について、改めてどう思っているかを聞かせてください。
「ビビッた方が負けです。僕も彼も武器を持っていて、お互いにそれは喰らいたくないわけです。でも、喰らいたくないと過敏に反応してしまったら自分のいいところを出せなくなってしまうので、いかに自分の“我”を通せるかが勝負だと思います」
ーー楽しみと不安ではどちらが大きいですか?
「楽しみではありますが、怖い。でも、怖いからやりたいという感じですね」
ーー今回の試合を受けたということは、北岡選手に勝つための準備が出来ているからですか?
「材料は持っていると思います。あとはその材料をしっかりと試合時間内に出し切れるかどうかですね」
ーー大みそかの青木真也vs北岡悟戦はどのようにご覧になっていましたか?
「超ハイレベルな寝技の攻防で面白かったな、という印象です。完全にお客さん目線で見ていました」
ーーその時はまだ、自分だったらこの2人とこう戦おうという視線では見ていなかった?
「あの試合は僕にはあまり参考にはならないです。超・寝技師対決だったじゃないですか」
ーーでは、参考になるとしたら北岡vs五味隆典戦ですか?
「うーん、それも北岡選手が勝っている試合なので参考にはならないです。ああいう超・寝技選手にテイクダウンされない、つかまれないというのは難しいんですよ。青木選手もそうですが、みんなつかまえて倒しに行くじゃないですか。
これがノールールだったら話は変わりますが、グローブを着けているし急所攻撃もないですし。そうなると組み技が絶対的に有利なんですよね。その中で組ませずに倒さないといけないのは本当に難しいです」
ーー昨年10月30日に行われたDEEP CAGEでのイ・グァンヒ戦(菊野が1R4分59秒でKO勝ち)後、「自分のやってきたことは間違いではなかった」と言われていましたが、あの試合で感触をつかめたんですか?
「廣田(瑞人=昨年8月26日のDEEPで対戦。廣田が判定勝ち)選手との試合で失敗をして悩んだんですが、イ・グァンヒ戦で自分の考えていたことが少し上手くいって、大みそかの長島(☆自演乙☆雄一郎=2R2分34秒、菊野がTKO勝ち)選手との試合も上手くいったことで、少しずつですが感覚がつかめてきました。こういう風にしたらいい、こういう風にしたら悪いというのが分かってきたんです」 ・・・
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