8月25日(土)東京・YAMANO HALLで開催される女子立ち技格闘技世界最強決定トーナメント『Girls S-cup 2012』に参戦する神村。昨年の日本トーナメントで優勝し、SBを制圧したかに思えたが、RISE QUEEN決定戦でRENAに敗れてしまった。再びSB参戦を決意した理由と、RENAとの再戦について語る。(取材日:2012年8月3日)
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■今年はRENA選手が欲しいものを私が全部奪い取ってやる
ーー6月2日のRISE TDCホール大会でハム・ソヒと再戦し、判定勝ちしましたが非常に不満足そうな表情でしたね。
「あの試合は倒して勝ちたかったというのがありますし、いろんな課題をクリアし切れなかった部分で納得していません。相手が強いハム・ソヒ選手だったからああいう試合になってしまったというのもあるんですが、その壁を越えたかったです」
ーー1Rを見た時は、神村選手が倒してしまうんじゃないかと思ったんですが、徐々に失速していったように見えました。
「そこは致し方なかったところです。あまり詳しいことは言えません。ただ、いい部分も悪い部分も含めて改善していって、今回のGirls S-cupにつなげられればいいかなって思っています」
ーーその試合をリングサイドで観戦していたRENA選手は「神村選手は前とそんなに変わっていない」とコメントしていましたね。
「あの試合では変わったところが見せられなかったのは事実です。そう言われても仕方がないですね。でも、今はRENA選手に負ける気がしません。今回のトーナメントでお互いに決勝戦まで行ければ、どっちが勝つかはリングの上で証明出来るので、その言葉は意識せずに自分の今やっていることを次回の大会で出せればいいかなと思っています」
ーー今回、Girls S-cupに出ることにしたのはなぜですか?
「ひとつは昨年の日本トーナメントで優勝したからです。もうひとつは、今回はワールドトーナメントで世界の強い選手たちが出ると聞いたので、そういう選手たちと戦えるとのことでモチベーションは高いです」
ーーシュートボクシングルールで戦うことについては?
「今回は対応出来るように練習もしっかりしているので問題ありません」
ーー練習している、というと?
「いろいろと(笑)。詳しくは言えません。昨年のトーナメントでハム・ソヒ選手に投げられて、1週間苦痛な日々を過ごしたんです。頭が痛くなって。だから今回は投げられないようにしっかり対策を練っているので、去年のようにバンバン投げられることはないと思います。それも含めて新しい練習を始めたので、どこまで自分が成長しているかを確認できるいい機会だなと思っています」
ーー総合格闘技的な練習をされているということですか?
「それは……どうでしょうね(笑)。総合格闘技のジムへ出稽古に行っているわけではありませんよ」
ーー内緒ということですか。では、去年よりもシュートボクシングルールに対応できるということですね。
「出来ると思います」
ーー神村選手が投げを使うこともあるんですか?
「それはどうですかね。とか言っておきながら、昨年は絞め(スタンディング肩固め)を使いましたからね(笑)。その辺も含めて楽しみにしておいてもらえたらいいと思います」
ーーRENA選手と再戦してリベンジすることよりも、外国人選手と戦えることの方が大きいですか?
「どっちもありますが、どっちもそんなに強く意識しているわけではありません。シュートボクシングに出る自分のメリットを考えた時に、外国人選手のチャンピオンがその国を代表して出てくるわけですから、そういう強い選手と戦えるということ、それとRENA選手と戦えること。その2つが自分のとってのメリットになると考えているだけです」
ーーしかし、次期RISE QUEEN挑戦者決定戦を制しているので、年内にRENA選手と再戦するのは決定しているじゃないですか。
「そうなんですが、昨年は最後の最後でRENA選手に私が一番欲しかったものを持っていかれてしまったので、今年はRENA選手が欲しいものを私が全部奪い取ってやろうかな、と考えています。 ・・・
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