1月26日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.26』にて守屋拓郎(スクランブル渋谷)を挑戦者に迎え、Krush-70kgタイトル初防衛戦を行う王者・城戸康裕(谷山ジム)。昨年12月ギリシャ・アテネで開催された『K-1 RISING 2012 World MAX Final 8』では、優勝したムルテル・グローエンハートに1回戦で1RKO負けを喫した城戸だが、もうすでに吹っ切れタイトルマッチに向けて異様なまでに燃えている。その理由は、挑戦者の挑発にあった。(取材日:2012年1月2日)
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■守屋の挑発を受けて、城戸がスケジュールを変更
――昨年12月のカード決定記者会見では、守屋選手が「せっかくのタイトルマッチで、僕が派手に倒すと思いますけど、少しは長く試合をやりたい。そこが心配ですね」と挑発していました。守屋選手の口撃に押されて今までのようなハイテンションの城戸選手の姿はありませんでしたね。
「いや~ビックリしましたね。(守屋が)煽ってきましたよね。実は会見のあった前日の12月25日は僕の誕生日だったんですよ。会見当日の朝まで飲んでいて、そのまま寝ないで会見に行ったんです。ま~何をやってんだ?という話なんですけどね(笑)。相手の話を聞かないでボケようと思っていたんですけど、急にあんなことを言い始めて『やべやべ~、何をしゃべろう?』と面喰らってしまいました」
――さらに守屋選手は「城戸選手が頑張ってくれないと、すぐ終わっちゃいます。城戸選手には頑張ってもらわないと困る」といった挑発的な言葉が続きましたが、正直ムカつきましたか?
「ムカつきましたけど、大会を盛り上げようとしているんだなとしか思えないですよね。でも挑発に乗らせようとしていたなら、それは大きな間違いでした。マジな話、僕は毎年、年越しでスノボに行っていて、それは外せない行事ごとなんです。でもマジでムカついて、絶対にこいつには負けたくないと思ってスノボをキャンセルしました。30、31、1、2日、そして今日も走って練習しています。あまりにもムカついたのでダッシュの本数も増やしてます(笑)。こう考えてみると、僕を本気にさせたので守屋の策略は失敗したんじゃないかと思いますね」
――そこまでムカついていたとは……
「それだけじゃないですよ。試合の2週間前も旅行に誘われていて、それも行こうとしていたんですよ。もちろんそれもキャンセルしました。初防衛戦なのに何をしてんだ?と思われてしまいますけど、実はかなり油断していたんです。油断はあったんですけど、かなりガッチリ引き締まりましたね。あの記者会見の後も、練習時間に絶対に間に合わないと思ったんですけどダッシュでジムに帰って練習しましたからね。イラツキが半端なかったです。
『城戸選手が頑張ってくれないと、すぐ終わっちゃいます』と言われてしまい、あーそうだよな、と普通に思ってしまいましたから(笑)。今は気持ちを入れ替えてめちゃくちゃ練習しています。逆にああいうふうに言ってくれなかったら、本当にクソ油断してましたよ。あれで完全に目が覚めました」
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