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【9月・ベストファイター】K-1王座戴冠のレオナ・ぺタスに聞く、引退覚悟のトーナメント裏側や強さの秘訣とは

 

 毎月イーファイトのサイト名にちなんでより良い試合をした選手に贈られる、格闘技月間ベストファイター賞。2022年9月のベストファイターは、9月11日(日)神奈川・横浜アリーナで開催された『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~』のK-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメントで優勝し、王座戴冠したレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)に決定した。
(2022年10月26日UP)

PROFILE

レオナ・ペタス
1992年4月29日生まれ(30歳)埼玉県入間市出身
THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO所属
身長 175cm、階級 スーパーフェザー級(-60kg)
構え 右
戦績 40戦 32勝(14KO) 7敗 1分
獲得タイトル 第5代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者、第9代Krushスーパー・フェザー級王者、2016年英雄伝説アジア-60kg級トーナメント優勝

 “石の拳”と称される硬いパンチを武器に、国内スーパー・フェザー級のトップファイターたちに勝利を重ねると、19年9月に第9代Krushスーパー・フェザー級王座を獲得。17年12月より無傷の8連勝をマークし、21年3月には満を持して武尊の持つK-1王座に挑戦。KO負けを喫したものの、壮絶な殴り合いを展開し、K-1の歴史に残る名勝負を生んだ。

 今年6月の『THE MATCH 2022』ではRISEの中村寛(-62kg契約)と対戦し、接戦の末に敗北。再びK-1スーパー・フェザー級のベルトに照準を定め、今年9月のK-1横浜アリーナ大会ではアヤブ・セギリ、大岩龍矢、朝久裕貴を撃破し圧巻のトーナメント制覇。第5代K-1スーパー・フェザー級王者となった。同大会のファンが選ぶ最優秀選手(MVP)に輝いた。

選考理由
1、念願のK-1世界王座を戴冠
2、ファンが選ぶ横浜大会の最優秀選手(MVP)に輝く

選考委員
格闘技雑誌Fight&Lifeとイーファイトの全スタッフ
受賞されたレオナ選手には、ゴールドジムより以下の賞品(アルティメットフレキシジョイントUC–Ⅱ 1個、マルチビタミン&ミネラル 1個、アミノ12パウダー 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。

アルティメットフレキシジョイントUC-Ⅱ®

非変性Ⅱ型コラーゲン(UC-Ⅱ®)に、MSMやユニベスティン、キャッツクローを配合したサプリメントです。
マルチビタミン&ミネラル

100%自然素材を使用したビタミン&ミネラルサプリメント。着色料、香料、保存料は一切使用しておりません。
アミノ12パウダー

BCAAなど体内で合成できない必須アミノ酸を8種類配合。身体作りに好適なアルギニン、オルニチン、グルタミン、グリシン配合。飲みやすいオレンジ風味。
詳細はこちら 詳細はこちら 詳細はこちら
贈呈:ゴールドジム

ベストファイター記念インタビュー

■負けたら引退覚悟のトーナメント「レオナ・ペタスの集大成を見せる」

 トーナメント制覇から約1か月半、念願のK-1世界王者となったレオナに話を聞いた。「手元にベルトがありますが、あまりチャンピオンになった実感はないですね」というレオナに、過酷なトーナメントを制覇した1日を振り返って貰った。

K-1王座を戴冠したレオナ

 今年6月の『THE MATCH 2022』で中村寛に敗北を喫し、辛酸を嘗めたレオナ。再起戦でのトーナメント参戦へ、前日記者会見では「全選手ここに居る7人とは全然レベルが違う。やってきたことも経験も違うし、選手としての価値が違う」と豪語していた。

 その言葉は本心だったが「本当に切羽詰まっていました。今回負けたら2連敗になるし終わり。何があるかはわからないし『怖い』とは思っていました。負けたら引退しようと思っていたくらい。ここまでやってダメならしょうがないくらいまでやって、その気持ちで臨みました」と、まさに背水の陣の覚悟だった。

 セコンドに就いたLARA TOKYO会長の半澤英俊氏とは「今まで教えてきたことの成果を出そう。レオナ・ペタスの集大成を見せよう」と話し、運命の日を迎えた。

 試合に向けて2部~3部練習までこなし、曜日によってはスパーリングやランニングトレーニング、筋トレなど精力的に行ってきたレオナ。自身初のワンデートーナメントだが特別に練習内容は変えず、変えたことと言えば運動量を増やしたことくらい。「相手に合わせた対策は基本していなかった。レオナ・ペタスが出せれば勝てると思っていたので」とのこと。

 メンタルにおいては「冷静に熱く戦うことを意識しました。いつもは熱くなりすぎて冷静さが欠けることがあったけど、今回は克服できた」と話す。昨年3月の武尊戦では熱くなって打ち合いに挑み、KO負けを喫した経験も踏まえて、“熱く冷静に“を3試合遂行した。

▶次ページは、トーナメントを振り返る、準決勝の圧巻ヒザ蹴りKOは「ひらめき」

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