【11月・ベストファイター】鈴木千裕、ケラモフKOしRIZIN王座獲得!“蹴り上げ”がヒットした理由、次なる野望も
毎月イーファイトのサイト名にちなんで、より良い試合をした選手に贈られる、GOLD’S GYM Presents格闘技月間ベストファイター賞。2023年11月のベストファイターは2023年11月4日(土・日本時間)にアゼルバイジャンで開催された『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』のRIZINフェザー級タイトルマッチ(66.0kg)で、王者ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)を1R KOし同王座を獲得した鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)に決定した。(2023年12月25日UP)
PROFILE 鈴木千裕 Suzuki Chihiro 1999年5月14日生まれ(24歳)東京都三鷹市出身 キックとMMAの二刀流で活躍する鈴木は、21年7月にKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座決定トーナメントを制覇してキックのチャンピオンとなり、MMAに挑戦。RIZINで昇侍にTKO負けを喫したが、山本空良、平本蓮、萩原京平、今成正和、中原由貴を破り5連勝。今年6月のクレベル・コイケ戦は相手の体重超過によりノーコンテストとなったが、7月にベラトール2階級制覇王者のパトリシオ・ピットブルをKOして番狂わせを起こすと、11月にヴガール・ケラモフを撃破してRIZINフェザー級王者となった。 |
選考理由
1、ケラモフを倒してRIZINフェザー級王者に
2、キックとMMAの二冠を達成
3、アウェイの地で有言実行の結果を出した
選考委員
格闘技雑誌Fight&Lifeとイーファイトの全スタッフ
受賞された鈴木選手には、ゴールドジムより以下の賞品(アルティメットフレキシジョイントUC–Ⅱ 1個、マルチビタミン&ミネラル 1個、アミノ12パウダー 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。
アルティメットフレキシジョイントUC-Ⅱ® | マルチビタミン&ミネラル | アミノ12パウダー
BCAAなど体内で合成できない必須アミノ酸を8種類配合。身体作りに好適なアルギニン、オルニチン、グルタミン、グリシン配合。飲みやすいオレンジ風味。 |
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贈呈:ゴールドジム
ベストファイター記念インタビュー
■鈴木千裕の勝利を予想していた識者は少なかった
鈴木千裕は、今年7月にベラトール二冠王パトリシオ・ピットブルをKOし、その試合が評価されて王者ケラモフとのRIZINフェザー級タイトルマッチに臨んだ。
だが、鈴木はクレベル・コイケにリアネイキッドチョークを極められたこと(試合はノーコンテスト)、パトリシオ戦は両者ともに大会1週間前の異例オファーで試合をしたことも含めて査定が難しかったことが背景にあった。さらに、ケラモフが朝倉未来に何もさせずにリアネイキッドチョークで一本勝ちを収めたこともあり、さすがに今回ばかりは鈴木が奇跡を起こすのは厳しいという識者の意見は多かった。
ケラモフ幻想が高まる中、鈴木は9月にアゼルバイジャンで行われた対戦カード発表会見で乱闘騒ぎを起こし、大会直前の公開練習でもケラモフの顔写真を蹴りやパンチで引き裂くなどパフォーマンスで話題を集めていた。
これらのパフォーマンスを見てケラモフは悠然と構え、“盛り上げてくれてありがとう”とばかりに余裕の笑みを見せた。強いチャンピオンは、そんなことでは揺るがない。そう言わんばかりの態度を貫いた。ケラモフは、試合でチャンピオンとしての力を自国民の前で見せ、英雄の姿を誇示できると信じていたことだろう。
ところが、試合が始まると衝撃の結末が待っていた。
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