【RIZIN】衝撃KOで王座奪取の鈴木千裕、勝因は“ケラモフが朝倉未来に勝利した攻め”を読んだ
11月4日(土・日本時間)アゼルバイジャンにて開催された『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』のRIZINフェザー級タイトルマッチで、ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)に下からのパンチ連打で衝撃KOを飾り、新王者となった鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が試合後インタビューに応じた。
【フォト】鈴木の衝撃KO!下から三角を取るフリから蹴り!そして連打でケラモフが失神
鈴木は試合を終えて「やっと格闘技界の二刀流になるという夢を叶える事が出来た。現役のキックボクシングのKNOCK OUTの王者で、現役のMMAのRIZIN王者になることが出来たので、この2つを現役で獲ることに意味がある。今は凄い嬉しいですね」と笑顔で話す。
決定打については「(ケラモフが)テイクダウンに来た時にクロスガードに戻して、前回の朝倉未来選手にやった首を抱えてヒジとパウンドをするのを見てたので、それが来ると思っていた。(だから)フェイクの三角(絞め)を取るふりして、そうすると上体を上げてパウンドを打って来るじゃないですか。この動きに、下からの攻撃をドンピシャで合わせようと思って、パウンドを打って来る瞬間にカカトで蹴り上げを合わせてダウンをとれたので、あとは息が戻る前に決めてやろうと思ってラッシュでKOですね」と振り返る。
その攻撃は作戦通りだったのか問われ「いや、一切作戦には入っていなくて。僕は戦いの中で答えを見つけるので、ケラモフ選手と戦ってパウンドの動きとか戦いの中で答えを見つけた。僕、言ったじゃないですか、1Rの中で5回アタックチャンスを作るって。そのチャンスが今来たなって思って狙っただけですね」とケラモフの攻撃を分析し、試合中の流れの中から繰り出したという。
右腕に包帯をしていた鈴木だが、その事を尋ねられ「試合で下から殴ったことは1回もないので、思い切り行こうと思ってやったら親指が骨に直で当たっちゃって。まだ分からないですけどヒビかな。靭帯か分からないけど、痛いので東京に帰ったら病院で見てもらいます。王者になるためなら骨が折れてもいいです。王者になれるんだったら骨の1つや2つ持って行けって感じです」と痛めてしまったようだが、王者になった喜びが勝っている様子。
今後の展望に関しては「RIZINの看板を背負うことが出来たので、これから王者としてRIZINに恩返しをしていく。子供たちに未来を見せたいんですよね。今、日本の格闘技は不良の人とかヤンキーとかが輝く時代になってしまっていて、そういう人たちが表舞台に出て格闘技の質を下げちゃってる。本物が格闘技をちゃんとやって、遊びも一切断ち切って格闘技を真面目にやっている人が報われる格闘技業界を俺は作りたい。真剣に格闘技をやって夢を叶える。それを僕が今後、格闘技を通じて見せていきます」と語った。
次期タイトル挑戦者としては金原正徳が有力だが、大みそかに対戦はあるか聞かれ「拳が微妙ですけれど、なんとか間に合うように頑張ります。ちょっとまだ分からないですね、まだ検査していないので。間に合うかな…ちょっと待っていてください」と拳の回復次第とした。
衝撃KOで新王者となった鈴木、次戦はいつになるだろうか。さらに複雑化したRIZINフェザー級から今後も目が離せない。
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