【猪木ボンバイエ】12・31石井慧、バンナとの特訓で「強くなった」

2012/12/27（木）UP
（最終更新：2012/12/27 19:05）

　12月27日（木）都内IGF道場にて、12月31日（月）東京・両国国技館で開催される『INOKI BOM-BA-YE2012』で、ティム・シルビアと対戦する石井慧の記者会見＆公開練習が行われた。

　昨年の12月31日『元気ですか!!大晦日!!2011』でのエメリヤーエンコ・ヒョードル戦以来、久々に日本でMMAルールの試合を行うことになった石井。今回はレスリングをバックボーンに持ち、かつて2度にわたってUFC世界ヘビー級王座に就いた実績を持つティム・シルビアを迎え撃つことになったが、「相手は右が強くて、真っ直ぐに打ってくるタイプ。リーチが長いので、中途半端な距離にならないことが重要」と、204cmの体格を誇る相手についての警戒点を語った。

　しかし、この一戦に向けて、ジェロム・レ・バンナのジムでマンツーマンの打撃トレーニング、そしてオランダではゲガール・ムサシとMMAのスパーを繰り返したという石井は、1年ぶりの実戦について「自分自身、全体的に強くなった実感を持っている。グラウンドの極めがハイクオリティになった。それをリングで出せるように、試合までの残り時間を過ごしたい。いいパフォーマンスをするだけです」と、これまでのトレーニングが充実したものであることを伺わせるような、自信に満ちた表情も見せた。

　また、マスコミから今年のロンドン五輪で、柔道の日本男子の戦績が振るわなかったことについて質問が飛ぶと、石井は「外国人選手がよく研究していて、強くなっている。（2008年の）北京五輪に出場した柔道選手で、現役でプロスポーツをやっているのは自分だけなのでこれからも頑張っていきたい」と、かつて日の丸を背負って金メダルを獲得した身として、まだまだ強さを追い求めていくとばかりに力強い口調でコメント。

　これまでに大みそかでは2009年に吉田秀彦、2010年にジェロム・レ・バンナ、そして2011年のヒョードルと対戦してきた北京オリンピック柔道100kg級金メダリスト・石井。昨年は午前0時の年越し寸前にヒョードルにKOされてしまったが、今年は有終の美で締めくくることは出来るか？

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