【MA日本キック】4・14無敗の秋元「空手の蹴りを使う」

2013/04/12（金）UP
（最終更新：2013/04/12 22:12）

　4月14日（日）神奈川・横浜大さん橋ホールで開催される『DRAGON ROAD ONE AND ONLY TAKE１』にて、ムエタイ現役ランカーとの大一番に挑む“ダイヤモンド・ノヴァ”秋元皓貴（あきもと・ひろき/真樹ジムAICHI）。決戦を直前にしたインタビューが主催者を通じて届いた。

　秋元はデビュー以来無敗を誇り、18戦18勝（10KO）無敗のパーフェクトレコードを誇る日本キックボクシング界の超新星。現在MA日本フェザー級王座＆WBCムエタイ日本フェザー級王座の二冠王である。

　今回、秋元が対戦するのはラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級8位スラチャイ・シースリヤンヨーティン（タイ）。22歳と秋元と同年代で（秋元は8月で22歳）戦績は45勝（3KO）19敗4分。

　秋元は「KOで勝つのが一番の理想ですけど、対戦相手はランキングに入っている選手なので、簡単には勝たせてくれないでしょうね。スラチャイの映像は2試合くらい見ました。タイ人の中でも首相撲が強く、1Rから首相撲にくるようなタイプ。僕的にはすごくやりづらい。正直、あまりやりたくない相手ですね」と対戦相手を評する。

　作戦としては、「首相撲には付き合わないように試合を組み立てたい。蹴り技中心で攻めます。でも、普通の蹴りだと読まれやすいと思うので、空手の蹴りをうまく使いたい。スラチャイが見たことがないような蹴りをどんどん出していけば、僕のペースになるんじゃないかと思います」と、ベースである空手の技で対抗するという。

　この試合はラジャダムナンスタジアム認定ランキング査定試合として行われ、秋元がランカーを破ってランキング入りを果たせば、タイトル挑戦も見えてくる重要な一戦。しかし、秋元はもう一方のムエタイの殿堂であるルンピニースタジアムに照準を絞っているようだ。

「年内にルンピニーでチャンピオンになるのは難しいと思う。でも、来年にはしっかりとルンピニーでタイトルマッチができるところまでは上がりたい。チャンスがあれば、いつでもやりたいですけどね。そのための準備はしているので」と言い、同じく打倒ムエタイを目指す梅野源治に対しては、「機会があれば、僕もやりたい。今回は57kg契約だけど、減量がちょっときついのでスーパーフェザー級でも全然いけます」と対戦を熱望する。

　最後に、秋元は「タイ人を蹴りで圧倒したい。イメージとしては僕の左足に注目してほしいなと思います。試合の流れによっては右足になるかもしれないですけど」とファンにメッセージを送った。

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