【ムエローク】天才ムエタイ少女・伊藤紗弥が世界統一宣言
8月11日(金・祝)東京・八王子市富士森体育館にて開催される『ムエローク2017 3rd』に出場する、“天才ムエタイ少女”伊藤紗弥(尚武会)が女子ムエタイの統一世界王者を目指すと宣言した。
伊藤は4歳でキックボクシングを始め、ほぼ男子を相手に40勝以上、ジュニアタイトル4階級制覇を成し遂げ、93戦して88勝。中学2年生時の2012年12月にはプロのタイトルであるWPMF女子世界ピン級暫定王座を獲得(タイでは年齢制限がないためプロとして試合を行った)。
2014年に高校進学と同時に日本でプロデビューすると、4戦目でWPMF日本ピン級王座(2度防衛)、2015年9月にはWPMF世界女子ピン級王座を奪取した(2度防衛)。2016年3月の試合で一時期リングから離れたが、今春高校を卒業して6月のムエロークで復帰を果たした。“天才ムエタイ少女”として「マツコ&有吉の怒り新党」を始め、テレビや雑誌などのメディアで取り上げられることも多い。
8月の試合では、WPMF女子世界ピン級(45.4kg)王座を返上し、一階級上げてWMC世界アトム級(46.2kg以下)王座決定戦を行う。この試合に勝てば世界二階級制覇を達成することになるが、伊藤の目標はそこで終わりではない。
WMC世界王座獲得後は、WBCムエタイとWPMFでも同階級の世界王座を狙う意向だ。WPMFからはすでに、2018年3月17日にタイ・アユタヤで開催される『ムエタイの日』特別興行へのオファーが来ている状況。毎年開催されているこのムエタイのお祭りで、伊藤はWPMF世界アトム級タイトルマッチを行うことをすでに承諾している。
「WPMFアユタヤには何度か参戦しており、とにかく暑いとの印象で早めに現地入りして調整すると思います」と伊藤サイド。
WBCムエタイに関してはNJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)とすでに交渉を開始しており、まずはインターナショナルタイトル戦を行い、その後世界タイトルマッチへとつなげる予定だという。
伊藤は「全てのベルトを獲ることで真のチャンピオンになれる」と、ムエタイ世界王座を認定する三大団体の王座を統一すると語っている。
なお、WMC世界アトム級王座決定戦は当初の対戦相手サオ・スコータイ(タイ)が伊藤との対戦に難色を示したため、ファチャンライ・ソォサンチャイ(タイ)に変更となった。ファチャンライは100戦以上の戦績を持っており、タイの人気女子選手ペットジジャーやシルビーとも戦っているという。
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