【DEEP JEWELS】デビュー戦勝利のアイドル川村「私は本気です」
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12月3日(日)東京・新宿FACEで開催された『DEEP JEWELS 18』にて、MMA(総合格闘技)デビュー戦を勝利で飾ったアイドルグループ「仮面女子」のメンバーである川村虹花(かわむら・ななか=21)。
「普通の女の子が格闘技をやったら“頑張れ”って応援してくれるのに、なんでアイドルが格闘技をやったら“ナメている”“甘く見るな”って言われるんだろう」
11月10日にMMAへの挑戦を発表して以来、巻き起こった批判の声に川村はそんな疑問を抱いていたという。3月に『DEEP JEWELS』の試合を見に行き、「自分でもやってみたい」と思ったのがきっかけとなり、4月頃からジムに通い始めた。朝9時から夕方5時まで週6日練習し、6時からは秋葉原の仮面女子劇場で2回のライブをやるというハードスケジュールをこなし、デビュー戦までたどり着いた。
試合では同じくデビュー戦となるREICA(19=ISHITSUNA MMA GYM)と対戦。アマチュアボクシングで東海大会は高校1年生から3年生まで全て優勝、全日本選手権ではベスト4、全国選抜で2位、そしてJOCのジュニアオリンピックでも2位という輝かしい成績を収めている相手だ。
川村はREICAがパンチを出す前に左ミドルキック連打で先手を取り、パンチでも打ち合う。さらにREICAがパンチを繰り出してくると、見事なタイミングでタックルを決めてテイクダウンを奪い、超満員札止めの会場をどよめかせた。
その後も立ち技では左ハイキックと左ミドルでREICAのパンチに対抗し、タックルを決めて何度もテイクダウンを奪う。寝技ではポジションを変えながら肩固めやチョークスリーパーを狙った。相手にやりたいことをさせず、ジャッジ三者とも20-18を付けるフルマークの完勝で大きな注目を集めたデビュー戦を白星で飾った。
試合後のリング上では「それでもまだまだ、アイドルが格闘技をやるのかって思われる方もいるかもしれません。でも私は本気です。私はこれからも格闘技に挑戦してしていきます」とマイクで訴えた。
大会終了後のインタビューでは「一本を極めますと宣言したのに極められなかったのが悔しい。打撃を喰らってしまったり、反省点が多かったです。今すぐ練習して改善していきたい気持ちです」と、関節・絞め技で一本勝ち出来なかったのが悔しいと語った川村。
「相手は打撃が強いので、蹴りを混ぜてしっかり打撃に合わせてタックルするのが作戦でした。練習した通り、思っていた通りのことは出来たと思います」と言うが、「100%の力を出し切れなかった」という。
緊張や怖さはなかったかとの質問には「やってやるぞって気持ちしかなかったです。緊張もしていましたが、相手を倒してやるって気持ちの方が強かった。最初の蹴りを相手が嫌がっていたので、“もう勝てる”と思ってしまいました(笑)。打たれても絶対に負けない心で挑もうって気持ちが強かったです。打たれても前に行くしかない、絶対に倒れない、私が絶対に倒してやろうと思っていました」と、強い気持ちで前へ向かって行った。
その気持ちを持てたのは、ファンの応援が大きかった。「心配されているファンの方が多かったので、勝利したことを早く伝えたいです。応援してくださる人が多くて、会場に来てくれた方もTwitterでも“頑張れ”と言ってくれたことが力になりました」
また、「怪我もないし、痛いところもないので、出来るだけ早く皆さんの前でステージに立てたらと思います」と仮面女子としての活動も早く再開させたいと語った。
勝利の余韻に浸ることなく、気持ちはすでに次の試合へ向いていた。「次は一本を極めたいですね。反省点がたくさんあったので、完全にしていきたい。早く練習がしたいです」
佐伯繁DEEP代表は「練習仲間がみんな“強い”と言っていたんです。実際に練習を見たら凄いし、今日のハイキックも凄かった。しゃべりも当然うまいし。あとは試合経験を積んでいくことですね。来年3月に次回大会があるので、そこにオファーしたい」と次戦は3月に組みたいと話している。
●編集部オススメ
・【DEEP JEWELS】全試合結果=2017年12月3日
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