【パンクラス×レベルス】グループ化で年間15大会、選手がそれぞれのルールに挑戦も
9月11日(火)都内にて記者会見が行われ、MMA(総合格闘技)団体『パンクラス』とムエタイ&キックボクシング団体『レベルス』の完全グループ化に関する詳細が発表された。
「なぜグループ化を行うかと言うと昨今、世界やアジア格闘業界はMMAとキックボクシングの大会を組み合わせで大会を行って、選手のメディア露出や団体のブランド価値を高めたり、スポンサー獲得や社会貢献を行っています。世界的に格闘技業界の流れに変化がある時期に合わせて今回グループ化を行うことになりました」と、酒井正和パンクラス代表。
「レベルスとパンクラスは数年にわたって意見交換したり提携していたりしていた経緯もあり、グループ化で一緒に成長していければ良いなと。それぞれのブランドのいいところを引き出すことによって、そこに参戦している選手、ジムを含めていろいろなことが出来るんじゃないかと考えました。今後は運営に関してパンクラスが関わっていく部分もあります。パンクラスが持っているメディアパワー、たとえば地上波での放送などを使って新しい形でレベルスの選手をクローズアップできる環境を作り、将来的には資本提供も見据えています」
その第一弾として10月21日(日)東京・新木場のスタジオコーストにて開催される『PANCRASE 300』にて、レベルスルールのキックボクシングマッチ2試合が行われることが決定。この試合はTOKYO MXでのパンクラス生中継の枠で放映もされる。
2019年はパンクラスが11大会、レベルスが4大会を開催し、グループとして15大会を開催。酒井代表はこれにより「スケールメリットを生かせる」という。
「スケールメリットを生かしていろいろなことにチャレンジ出来ます。大きく言えばスポンサーも変わってくるでしょう。ただ最初は、まず運営をしっかりと座組みを作って、魅力あるステージを提供することが私たちのやることです」
また、山口元気レベルス代表は「元々MMA選手を育てたいとの思考もあった」とする。実際、9月10日の『PANCRASE 299』で行われたパンクラスの新人王戦「2018年第24回ネオブラッドトーナメント」では、山口代表のクロスポイントグループから2名の優勝者を誕生させた。
「選手たちとはまだ話していませんが、やっていく中で合同のイベントが多くなっていけば、必然的にレベルスの選手がMMAもやってみたい、パンクラスの選手がキックもやってみたいということがどちらもありえるでしょう。強制的ではありませんが、年末だからMMAをやってもいいという選手が出てくるかもしれない」と、両団体の選手が行き来する可能性もあると語った。
<発表されたグループ化による目的>
・運営強化と価値向上
・年間15大会のスケールメリットを生かしたスポンサー獲得
・メディア露出強化
・両団体選手育成
・グループイベント企画
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