【Krush】第2代スーパー・ライト級王者の寺崎直樹が引退「本当に格闘技をやってよかった」
11月21日(水)東京・後楽園ホールで開催されるKrushの10周年記念大会『Krush.95』の記者会見が、10月10日(水)都内にて行われた。
同大会で第2代Krushスーパー・ライト級王者の寺崎直樹(38=Booch Beat)が、引退セレモニーを行うことが発表された。
寺崎は2004年9月23日に全日本キックボクシング連盟でプロデビュー。なかなかタイトルには手が届かなかったが、デビューから11年目の2014年7月にHIROYAを1RでKOして第2代Krushスーパー・ライト級王座に就いた。2016年3月にはK-1にも出場を果たしている。今年5月のKrushで松下大紀に初回KO負けを喫し、これが最後の試合となった。生涯戦績は12勝(4KO)13敗1分。
「5月に松下選手に負け、その時点で自分の中ではやり切った感があって、自分のブログで引退しますと発表しました。正直、引退セレモニーが出来る選手というのは、僕は26戦しかやっていないし『(セレモニーは)どうなのかな?』と思っていて、セレモニーの話をいただいた時に自分自身はどっちでもいいかなと思っていました。でも僕はいろいろな人を巻き込んで格闘技をやってきたので、男のけじめとしてやっておくべきかなと思って返事をしました」と寺崎。
現役生活で思い出に残っていることは「2012年に出場したWILDRUSHリーグですね。あの時は戦績も良くて優勝する自信もあったんですが、リーグ戦が始まると無様に一回も勝てずに失敗の連続でした。でもそこで精神的に鍛錬されたかなと思います。その後の梶原(龍児)さんと戦った試合も忘れられないし、西川(康平)君と戦ったことももちろん忘れられない。タイトルマッチで勝てたことは自信になりました。
NOMANには人生で3回も負けて屈辱なんですけれど(笑)、今では仲のいい友だちです。佐々木大蔵選手とは大蔵選手がチャンピオンになる前に戦ったし、HIROYA選手に負けて、最後は松下選手に負けました。松下選手にはチャンピオンになってほしいです。WILDRUSHリーグ以降は思い出深いことでいっぱいです」と振り返った。
そして「2004年から2018年5月までいろいろなファンの方に支えられて、応援してくれる方々に支えられてここまで来ました。自分の人生において格闘技をやってよかったと胸を張ってコメントできます。格闘技は始めるまでは格闘技のイメージもよくなかったのですが、今は本当に格闘技をやってよかったと思うし、今は若い選手たちがK-1 JAPAN GROUPを盛り上げてくれています。僕も陰ながら応援したいと思いますし、長い間応援していただきありがとうございました」とメッセージ。
なお、当日は本人の希望でエキシビションマッチなどは行わず、引退セレモニーのみ行われる。
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