【イノベーション】”帝王”ヨードレックペットと激闘演じた岩城悠介「世界最高峰見た自分が優勝」
12月16日(日)岡山武道館にて開催されるJapan Kickboxing Innovation認定『第5回岡山ジム主催興行』で、聖域統一60kg王者・岩城悠介(24=PCK連闘会)が、8選手によるワンデー賞金トーナメント「岡山キックボクシング59kg賞金トーナメント」に出場する。
岩城は今年10月7日の『KNOCK OUT』で、対戦相手が欠場となった“世界最高峰王者” ヨードレックペット・オー・ピティサック(タイ)の相手を試合1週間前、しかもタイのテレビマッチでKO勝ちした直後に受諾。4Rにダウンを奪われながらも、果敢に打ち合いを挑み判定まで持ち込み名を上げた。
ヨードレックペットは今年春までムエタイ最高峰の二大殿堂ラジャダムナンとルンピニー両スタジアムのライト級王座を同時に保持。日本では今年4月に“Mr.KNOCK OUT”森井洋介をヒジ打ちの一撃で鼻骨を砕いてTKO勝利、KING OF KNOCK OUTライト級王座を奪取するなど、無敗の帝王として覇道を突き進んでいる。
ヨードレックペット戦のオファーが来た時、岩城は「相手は、こちらがどんなにやりたくても出来る選手ではないですし、ここでやらなかったら後で絶対に後悔するに決まっていますから、即答でお願いしました」と即受けしたと語る。実は一週間前のテレビマッチで「蹴り足をカットされて、足首の靭帯を伸ばしてしまいました。けど、それは試合を受けたのだから何の言い訳にもなりません」と潔い。
ヨードレックペット戦は「得たものしかない、最高の経験でした」と言う岩城。「最強の相手、本当に強かったです。何がって、全てにおいて。序盤は様子見だったので、多少攻め込むことも出来ましたが、すぐに地力の差が出て4・5Rは弄ばれた感じです。滅茶苦茶頑丈で『倒すことは出来そうにもないからヒジで斬るしかない』と開き直りましたが、到底届かなかったです。ミドルキックひとつにしてもフェイントが複雑すぎて、上に来るのか下なのか全く分かりませんでした」と完敗を認める。
そんな得がたい経験を経て、今回のトーナメントは「世界最高峰を見てきた自分が絶対優勝するしかない」と意気込む。「何が起こるかわからないワクワク感がヤバイです。上手くすれば、1日に日本王者クラスと3回も戦えるのですから、こんなに美味しいことはないです」と楽しみだという。
今回のトーナメント組み合わせは、公開計量時に抽選で行われる。岩城が注目する選手は「昔、茨城興行でメインイベントを張らせていただいた時、セミファイナルに出場していた髙橋聖人選手には、何かしらの縁を感じるので是非やりたいです。強豪ぞろいのシュートボクシングでチャンピオンの深田一樹選手は、周りが『強い!』と盛んに言うので、むしろ最初に当たりたいなと。プロボクシング世界王者のタイ人(テープ)が不気味ですが、ここまできたら気にしません。それにしても参加選手全員が誰でも強い。だからこそ、全試合決勝戦のつもりで当たります」と余念は無い。
「僕の最大の武器は、パワーでもテクニックでもなく“心”です!だからこそ、トランクスには常に“心”の一文字を入れています。元々は気弱。だからこそ、心にこだわりがあります」と、試合直後にヨードレックペット戦を受けた”心”でトーナメント優勝を目指す。
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