【K-1 KRUSH】卜部功也「本当に辞めようと思っていた」と心中を告白、兄の敵討ちに再起決意
7月21日(日)東京・後楽園ホールで行われる『K-1 KRUSH FIGHT.103』で行われる「日本vs中国・7対7全面対抗戦」の記者会見が、5月30日(木)都内にて行われた。
第2代K-1ライト級王者・卜部功也(28=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vsジェン・ジュンフェン(27=中国)が大将戦に決まった。以前功也の兄の弘嵩が敗れた相手との対戦となった。
卜部は、アンタッチャブル(触ることが出来ない)の異名の通り卓越したテクニックを持ち、スーパー・フェザー級時代には初代王座獲得と世界最強決定トーナメント優勝を達成。2017年からライト級に転向し初代王座決定トーナメントではゴンナパー・ウィラサクレックに敗れたが、2018年3月王者ウェイ・ルイをKOし第2代王者に就いた。しかし今年3月、林健太に敗れて王者陥落し今回が再起戦となる。
前回王座陥落した後、進退についてコメントしていた卜部だったが「何度かオファーをいただいて、出場することについて凄く悩んだのですが、中国との対抗戦では2年連続で兄が戦っていますし、その日中対抗戦で兄が負けている選手が相手ということで意味がある試合だと思いました」と戦う理由を見つけたようだ。
対戦相手の印象を聞かれると「身体が頑丈というかデカいしパワーもあるイメージです。兄と試合した時は60kgぐらいに合わせていて、ベストの体重ではなかったと思います。今回は兄と試合した時よりもさらに良い動きをすると思います」と分析し「一発入ったら効きますしやられる感覚はあるので、緊張感を持った試合ができるかなと思います」と予想する。
前回の敗戦を経て「本当に(格闘技を)辞めようと思っていましたね。自分の中で出口(辞めどき)が見えない感じがして、戦う理由を探していました。そのなかで『今回は卜部功也にメインを頼む』と言われて、必要とされているなら試合をしてもいいと思ったり、あとは前回負けているので、応援してもらっている人たちの笑顔が見たいと思ったり」と様々な思いが交錯したことを語った。
今は「僕がベストの、本当に最高の動きをして勝てば、みんなが喜んでくれると思うのでそれをモチベーションにやっています。年末に怪我してからフィジカルトレーニングが全く出来てなかったので試合が終わってからすぐに身体を作っていました。ミット打ちも再開して、手応えは凄く感じてそういう意味では動きが戻ってきた感じはしますね」と卜部功也復活を予感させる。
「練習をしていてもKREST(所属ジム)はみんなハードに競い合っているので、少し練習をしないでスパーリングをやるとやられます。それがめちゃめちゃ悔しいし段々とスイッチが入ってきます。これからスパーリングをどんどんやっていけば、戦いの場に戻るしかないと思うので、それでスイッチが入ると思います」とこれからモチベーションを高めていくという。
これからの戦いについては「戦う理由がなければ(試合を)やらないですし今回の試合次第です。もしかしたら次が僕にとって最後の試合になるかもしれないので、ファンのみなさんは絶対見に来た方が良いですよ」と意味深長な発言を残したが、「やるからに本当に100%の動きをするので、ぜひ会場にお越しください」とファンにメッセージを送った。
対戦相手のジュンフェンは「世界のトップファイター・卜部功也選手と対戦できることを大変光栄に思います。2017年の対抗戦では卜部弘嵩選手に勝利していますので、功也選手はもちろん兄の敵討ちということで気合十分だと思います。しかし、私もこの一戦をチャンスと捉え全力を賭けて挑みます。メインイベントに相応しいKO決着になると思いますので、皆さんどうぞご期待ください」と激闘を予感させるコメントを残した。
戦績は卜部功也は58戦 49勝(13KO) 9敗 0分
ジェン・ジュンフェンは37戦 32勝(6KO) 5敗 0分
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