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菅総理の空手師匠は映画「ベストキッド」のモデル、その教えとは

2020/09/19(土)UP

菅総理の大学空手部時代の1枚、1972年(中央)=提供:全日本空手道連盟

 9月16日(水)菅義偉(すが・よしひで)内閣総理大臣が誕生した。空手関係で初の総理大臣が誕生しただけに、空手の関係者やSNSなどからも喜びの声が上がる。菅総理は空手道推進議員連盟の会長を務めており、空手が東京オリンピック種目となった立役者の一人だ。

 空手には様々な流派が存在するが、菅総理が所属したのは法政大学剛柔流空手道部。剛柔流(ごうじゅうりゅう)は空手の流派の一つで、沖縄三大流派の一つだ。開祖である宮城長順が1930年(昭和5年)に創始、その直弟子だった渡口政吉(とぐち せいきち)が1984年に大ヒットした映画『ベストキッド』の主人公の少年ダニエルの師・ミヤギのモデルと言われている。渡口氏は宮城開祖に学び、沖縄空手道剛柔流尚礼館(尚禮館)を1954年(昭和29年)に設立した。そして1963年(昭和38年)に法政大学剛柔会(現剛柔流空手道部)を創立、師範に就任すると、その7年後に菅氏が大学に入学し、入部した。

ベストキッド のミヤギのモデルとなった渡口政吉氏

 当時の学生たちは大学の空手部のみならず、中野の尚礼館にもたびたび足を運び渡口氏の教えを仰いだ。菅氏もアルバイトと学業に励みながら未経験で入部し剛柔流空手二段を取得、副主将も務めた。
 菅氏はその空手の厳しい修行は現在の政治の世界でも生きていると言う。

 2014年に発行された全日本空手道連盟の広報誌「あゆみ」のインタビューで菅氏は「厳しいところで自分を鍛えたい」と自ら進んで空手部に入部し、「耐える力や平常心の根本である胆力を私は空手道によって練ることができた」「日々生じる様々な問題から”逃げない”という強い気持ちや困難に耐える精神力は4年間の空手道部生活で鍛えられたものだと痛感する」と述べている。
 尚礼館では、沖縄剛柔流空手の型、空手本来の身体の動かし方や体づくりを通し、武道として心の成長、持ち方を説く。渡口氏の著書には「空手の心」がある。まさに”空手は心の成長にあり”である。

▼次ページはベストキッド 作者がベストキッドを制作し、渡口氏をモデルにした理由、そして渡口氏のありし日のインタビュー動画も

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