小野寺力氏、NO KICK NO LIFEは来年2月も計画「いずれは1万人規模に」
10月29日(木)に、小野寺力プロデュースの大会『NO KICK NO LIFE~新章~』が開催される。
昨年4月に小野寺氏が『KNOCK OUT』から離れてから1年半。『NO KICK NO LIFE』はどう展開してゆくのか。イーファイトの取材に小野寺氏が答えた。
KNOCK OUTから離れた理由は「方向性の違いです」と答えた小野寺氏。とはいえ「木谷さんやブシロードさんにはお世話になり、おかげで色んなことが出来ました」と感謝しつつの退陣だったと言う。
KNOCK OUTで活躍してきた選手たちには「新体制のKNOCK OUTや、他の良いイベントで活躍してほしいと思ってきました」と活躍を願ってきた。
しかし「数人ですが、かたくなに(他のイベントに)出ない選手もいて。それなら、彼らに活躍の場を作ってもいいのかな」と旧KNOCK OUTに愛着を持つ選手たちがおり、彼らの存在が『NO KICK NO LIFE』復活の理由の一つになった。
さらに「僕がやってたころのKNOCK OUTでやってた選手はけっこう高齢の、30過ぎの選手が多い。責任じゃないですけど、最後まで関わることが出来れば関わりたい」と、そんな選手たちの思いに応えたかったのだと言う。
昨年秋頃の時点で既に、今年9月の大田区総合体育館を押さえていたと言う小野寺氏。しかしコロナによる様々な問題により、立ち消えてしまった。「焦らずに様子を見ていたら、(14年〜16年の)NO KICK NO LIFE時代からお世話になっていた、ダイヤモンドブログさんと一緒にやっていくことに」と、今回の興行が決定した。
ダイヤモンドブログはライブ事業も手がけ、有料配信なども行っている。今大会のPPVも、ダイヤモンドブログを通じて配信される。
旧KNOCK OUTは「(選手が)チケットを手売りせず、運営がファイトマネーを(チケットを渡すのではなく)現金で払う」ことが特徴の一つだった。しかし小野寺氏は「必ずしも選手が喜ぶことかといったら、実はそうでもないこともありました。あの段階では早かったということが正直な所。(日本では)キックボクシングの選手たちの後援者や仲間が応援する文化が、すごく根強くある」と完全ファイトマネー制は早すぎたとも認識していた。
今回は配信観戦用の応援チケットを買うと、売上の一部が応援したい選手に還元される仕組みとなっている。
■人間的魅力のある選手を求める
新生『NO KICK NO LIFE』の基本ルールとしては「パンチ・キック・ヒジ・ヒザがあり、組んだ状態での首相撲や、蹴り足のキャッチ状態で一回だけの攻撃が許される」というワンキャッチ・ワンアタックのヒジ有りルールになる。
来年の2月には、2回目の大会を計画していると言う小野寺氏。さらに並行して『NO KICK NO LIFE』の上位概念としての、大きなイベントの開催も考えている。
小野寺氏は「キックボクシングは、那須川天心を除けば、まだ3000〜5000人の集客が限界。でも競技の可能性を考えたらもっと広がることも出来るはず。それにはキックボクシングを知らない人にもわかりやすいと言う事が絶対条件」と、今回の新ルールを広めたいと意気込む。
また「選手一人一人のキャラクター性を育てて広めること。今はまだ選手個人の応援団がメイン。でもそこから違う選手への広がり、そして大会自体のファンになってもらいたい。客入れでも配信でもいずれは1万人規模を目指したい」と熱く語る。
今後オファーしていきたい選手の基準としては「勝ち負けももちろん大事だし、倒すことも大事。けれど負けたからといって人気が落ちない選手もいます。強いとか速いとかありますけど、そういう所じゃない」と、勝ち負けを超えたものを求める。
具体例として「この前RISEでやった前口大尊選手(今年9月)。年齢を重ねて、減量もさらに下の階級まで落としてああいう壮絶な試合をした。フラフラになりながらも最後まで立って、前半のダウンを守りぬいた。決して逃げなかった。ああいう人間的魅力のある選手ですね。若い選手で速くて強い選手もいますけど、経験値からくる人間の生き様みたいなものは、出そうと思って出せるものではない。そういう選手というのは、やっぱり魅力がありますよね」と勝負でも人間としても魅力のある選手の参戦を求めていると語った。
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