TOP > ニュース 一覧

KO&一本続出、滋賀でブラジル選手らを元気付ける格闘技イベント開催

フォロー 友だち追加
2020/12/01(火)UP

アームロックで一本勝ちし、勝利の雄叫びをあげるルーカス・タニ

 11月29日、滋賀県愛知郡のハーティーセンター秦荘にて『ACF54thHEROES~』が行われた。

 日本に住む多数の多数のブラジル選手が出場し、複数団体の連携によってボクシング、MMA、キックボクシング、グラップリング、さらにプロレスなどの様々な競技を織り交ぜた格闘技興行となった。

 今回の興行は、新型コロナウイルス感染拡大問題の中、日本で職を失いがちなブラジル人労働者たちに、目標を作ってもらいたいという思いから、ブラジリアン柔術5段で、かつてはエンセン井上や中井祐樹への黒帯授与を後押しした谷柔術の谷タカオ氏が考案。過去に53回、格闘技イベントの開催実績を持っていたACFに、様々な格闘技を「おもちゃ箱」のように交ぜる形で実現した。

キッズMMAも行われた

 滋賀は谷氏の拠点で、試合は主に主宰する谷道場の所属選手らと、PRIDE、RIZIN、ロードFCで活躍してきたブラジル出身のカルロス・トヨタが静岡で主宰するジムとの交流戦が軸となった。それ以外に、日本ボクシング連盟の前会長、山根明氏が立ち上げた新団体WYBCの王者・高橋知哉もボクシング経験者のブラジル人を派遣した。キッズや女子マッチも含め、全27試合でブラジル選手らが生き生きと試合を行なった。

 トリプルメインイベントの1つ目、ルーカス・タニ(ブラジリアン・タイ)と石原匠(掣圏会)のMMA85kg級5分2ラウンドのでは、ルーカスが一方的な展開で第1Rでアームロックで一本勝ち。

KOでタイトル奪取の田中、ラウンドガールも祝福。左が谷プロモーター。

 セミファイナルとなるトリプルメインイベントの2つ目、MMAバンタム級(61.2 kg級)WOFC・MMAアジア王座決定戦では、後半の試合にKOや一本の早期決着が続出したため、アレックス・オカベ・プレイ(TSジム)が、入場曲が流れ終わっても姿を見せず、相手の田中義基(皇子山MMA)はしばらくリング上で待たされる珍事も。「平常心を保てたほうが勝つと思った」と冷静だった田中は、オカベに右ヒザを入れてぐらつかせると、そのまま強烈な右ストレートを一閃。オカベが前のめり倒れるフィニッシュを第1R 1分14秒 KO勝利で新王者となった。

 ファイナルではブラジル伝統の「バーリトゥード」。MMAのようにレフェリーまたはドクターストップ無し、KOかギブアップまで試合が終わらない無差別級・時間無制限一本勝負だったが、田馬場貴裕(ねわざワールド品川)がミルトン中村(谷柔術)を強烈なパンチを振るい、マウントポジションからの連打で1ラウンド1分18秒でKO勝利した。

またメイン以外でも、パンクラスやDEEPなどでMMA経験豊富なマルセロ中村(谷柔術)が、ボクシングのマイナー団体の世界ランカーでもあるカマロ・シルバ(トヨタ道場)と70kg級3分3ラウンド戦で対決。最終ラウンドにマウントでの連打で好印象を与えて3対0の判定勝ちを収めた。

 大会後、谷氏は「スポンサー集めから大変な時期だったが今後もシリーズ化して新しい格闘技文化を築いていければ」と話した。

フォロー 友だち追加

●編集部オススメ

・【ROAD FC】カルロス・トヨタがチェ・ホンマンを1R豪快KO(動画あり)

・【RIZIN】朝倉未来と斎藤裕の3人のジャッジ内容、朝倉が与えたダメージは相殺されていた

・【RIZIN】朝倉未来、斎藤戦の悔しさ語る「夢の中でも試合して目を覚ました」

・山根会長、王者・高橋知哉が秒殺の初防衛「次は軽・中量級トーナメント開きたい」

・【RIZIN】中井りんがSM女王姿で計量パス

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

インスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

フォロー

LINEでeFight(イーファイト)格闘技情報を友だち追加しよう!

友だち追加

新着情報


TOP > ニュース 一覧